
ミネルバタイヤとは?生産国はどこ?
ミネルバタイヤは、ベルギーの自動車メーカー「ミネルバ」が1902年に創業したタイヤブランドです。1938年に自動車製造から撤退しましたが、1992年にドイツのタイヤメーカー「コンチネンタル」によって復活しました。
ミネルバタイヤの特徴は、ヨーロッパ基準の品質を、アジアンタイヤのような驚きの低価格で提供することです。そのため、コストパフォーマンスに優れたタイヤとして、近年注目を集めています。
生産は中国で行われていますが、ヨーロッパ基準で生産されているため低価格・高品質が実現しています。
ミネルバタイヤは、軽自動車からSUVまで、幅広いサイズとラインアップを展開しています。また、エコタイヤ、コンフォートタイヤ、ウィンタータイヤ、オールシーズンタイヤなど、さまざまな用途に適したタイヤを用意しています。
ミネルバタイヤの価格は、ミシュランやブリヂストンなどの有名ブランドと比べて安い傾向があります。しかし、性能や耐久性も高く評価されており、コストパフォーマンスに優れたタイヤとして人気を集めています。
ミネルバタイヤ 評判を検証
安さで目立っていますが、ミネルバタイヤの評判はどうでしょう?
価格だけでなく、安全性や耐久性についても調べてみました。
価格が安い
ミネルバタイヤの価格は、ミシュランやブリヂストンなどの有名ブランドと比べて安い傾向があります。例えば、ミネルバタイヤの人気モデル「ミネルバ F205」の価格は、1本あたり2万円台前半からとなっており、ミシュランの同等モデル「エナジーセイバープラス」の価格が1本あたり4万円前後であることを考えると、約半額の価格で購入することができます。
価格が高額になりがちなオールシーズンタイヤも格安で手に入るため「スタッドレスに履き替えるほどでもない」地域の方にも魅力的な選択肢となっています。
また、低価格でタイヤが手に入るので、ホイール付きで購入することも可能です。
インチアップなどドレスアップも手軽に行えます。
性能と静粛性
ミネルバタイヤの性能は、価格に見合ったものであると評価されています。
ドライ路面でのグリップ力やウェット路面での排水性、燃費性能など、さまざまな性能において、ミシュランやブリヂストンなどの有名ブランドと遜色ない性能を発揮します。
しかし、静粛性の面では「ロードノイズが気になる」といった声もある反面、「この価格帯なら許容範囲」といった声もあります。

耐久性
ミネルバタイヤの耐久性も、価格に見合ったものであると評価されています。
ミシュランやブリヂストンなどの有名ブランドと比べて、耐摩耗性や耐久性が劣るといった口コミや評価はほとんど見られません。
乗り心地
ミネルバタイヤの乗り心地は、価格帯を考えると良好であると評価されています。
路面からの振動や騒音が少なく、快適な乗り心地を実現しています。
見た目
ミネルバタイヤの見た目は、シンプルで無難なデザインであると評価されています。
派手なデザインや高級感のあるデザインではありませんが、シンプルで飽きのこないデザインが好評です。
ミネルバタイヤの特徴とおすすめ製品
ミネルバタイヤのおすすめ製品3選を、価格や性能、耐久性、乗り心地、見た目などの観点から、わかりやすく紹介します。
*サイズは215/45R17
ミネルバ F205(minerva タイヤ f209 評判)

ミネルバ F205
価格:1本あたり\6,860-税込
性能:燃費性能、ウェットグリップ性能
耐久性:良好
乗り心地:快適
見た目:シンプル
ミネルバ F205は、ミネルバタイヤの定番エコタイヤです。
転がり抵抗が低く、燃費性能に優れています。また、ウェット路面でも安定した走行性能を発揮します。
ミネルバのタイヤは2本目です。
前回はEMI ZERO UHPという少しスポーツグレードよりのタイヤだったのですが、とても好印象でしたので今回も同じメーカーのタイヤを選択しました。グリップはまずまず、乗り心地はとても良く静かです。雨の日も問題なく、ライフについては前回のモデルよりもグリップが落ちているのできっと長持ちするはず。コスパは良すぎかと。
AUTOWAY
ミネルバ M109.WSW

ミネルバ M109ホワイトリボンは、偏摩耗しにくい構造・トレッドデザインでロングライフを実現。
スムーズな乗り心地に加え、オンロードからオフロードまで高い走破性も兼ね備えています。
数少ないホワイトリボンタイヤは、ドレスアップにも最適です。
ミネルバ EMI ZERO HP 現在は販売がされてないようです

ミネルバ EMI ZERO HP
価格:‐
性能:ドライグリップ性能、ウェットグリップ性能、燃費性能
耐久性:良好
乗り心地:快適
見た目:シンプル
ミネルバ EMI ZERO HPは、ミネルバタイヤのハイパフォーマンスタイヤです。
ドライ路面でのグリップ力やウェット路面での排水性、燃費性能など、さまざまな性能において、ミシュランやブリヂストンなどの有名ブランドと遜色ない性能を発揮します。
ミネルバ Polarice 2 現在は販売がされてないようです

ミネルバ Polarice 2
価格:‐
性能:雪上性能、氷上性能
耐久性:良好
乗り心地:快適
見た目:シンプル
ミネルバ Polarice 2は、ミネルバタイヤのスタッドレスタイヤです。
氷雪路面でも高いグリップ力を発揮し、安全な走行をサポートします。
ミネルバタイヤの購入方法
ミネルバタイヤは、タイヤ専門店、カー用品店、オンラインショップ、輸入タイヤ専門店など、さまざまな場所で購入することができます。

タイヤ専門店
タイヤ専門店は、タイヤの専門知識や技術を持ったスタッフが常駐しており、タイヤの選び方や取り付けなどのアドバイスを受けることができます。
また、タイヤの在庫も豊富に用意されているため、希望のサイズや銘柄が見つけやすいです。
代表的なタイヤ専門店としては、以下の店舗が挙げられます。
- タイヤ館
- フジタイヤ
- ガソリンスタンドなどで展開するタイヤ専門店
カー用品店
カー用品店は、タイヤのほかにも、カーナビやカーオーディオなどのカー用品も扱っています。
そのため、タイヤの購入と合わせて、他のカー用品も購入したい場合に便利です。
代表的なカー用品店としては、以下の店舗が挙げられます。
- オートバックス
- イエローハット
- カー用品店チェーンに属さない独立系のカー用品店
オンラインショップ
オンラインショップは、24時間いつでも購入できるのがメリットです。
また、複数のショップを比較して、最安値で購入することができます。
代表的なオンラインショップとしては、以下の店舗が挙げられます。
- Amazon
- Yahoo!ショッピング
- 楽天市場
MINERVAタイヤのデメリット
安くて品質もそこそこ良い反応ですが、デメリットもあります。
低価格がゆえに、選択肢が少ないのが難点です。これは、在庫を圧縮するためなどでよく行われる施策ですが、不人気、需要がないと判断されれば早い時点で生産が終了されることがあります。
サイズなども選択肢が限られる場合があります。
日本国内に輸入されてない場合もあるため、輸入車のタイヤサイズなどは並行輸入品が見つかるかもしれません。
タイヤ選びは評判の良いミネルバも選択肢に!
ミネルバタイヤは、ベルギー発祥のタイヤブランドで、コストパフォーマンスの高さが評価されています。最新のユーザー口コミによると、以下のような意見が寄せられています。
ユーザー口コミのまとめ:
- コストパフォーマンス:「とてもコスパが良く満足できるタイヤです。」
- 乗り心地と静粛性:「乗り心地、静粛性文句なし。お値段以上。」
- 耐久性:「フロントタイヤの減りが少し早いかと思いますが、気のせいかな。」
- 静粛性:「若干うるさい。燃費は少し落ちそうな感じ。」
これらの口コミから、ミネルバタイヤは価格に対して性能が高く、日常使用には十分であると評価されていますが、静粛性や耐久性に関しては若干の課題があるようです。
最新の製品情報:
ミネルバタイヤは多様なラインナップを展開しており、主な製品は以下のとおりです。
- F205:スポーツコンフォートタイヤで、左右非対称のトレッドデザインが特徴です。
- ALL SEASON MASTER:オールシーズンタイヤで、オープンショルダーデザインにより排水性・排雪性が向上しています。
- ECOSPEED2 SUV:SUV向けのエコタイヤで、乗り心地と静粛性を追求し、高速耐久性と安定性にも優れています。
これらの製品は、さまざまな車種や用途に対応しており、ユーザーのニーズに合わせて選択できます。
ミネルバタイヤの購入を検討する場合、以下の点に注意するとよいでしょう。
- タイヤのサイズや銘柄を事前に確認する
- タイヤの性能や耐久性を比較検討する
- タイヤの価格や保証内容を比較検討する
ミネルバ、ナンカン、ハンコック(2025年モデル)の比較レビュー
2025年モデルのアジアンタイヤでは、ミネルバ(MINERVA)、ナンカン(Nankang)、**ハンコック(Hankook)**の各ブランドが代表的です。性能重視のドライバー向けに、各社の夏用・冬用(※ミネルバはオールシーズン)の主力モデルを取り上げ、主な性能指標(ウェットグリップ、ドライ性能、耐摩耗性、静粛性、燃費性能)や欧州タイヤラベル(ウェットグリップ、燃費クラス、騒音)、ユーザー評価、価格帯などを比較します。
ミネルバ(MINERVA)
- ブランド概要: ベルギー発祥のグローバルタイヤブランドで、欧米市場で歴史があります。中国・台湾製の廉価モデルが多く、コストパフォーマンスの良さに定評があります。国内では通販大手オートウェイが扱っています。
- 代表モデル: 夏用スポーツコンフォート「F205(エフニーマルゴ)」、冬用は専用スタッドレスはなく、オールシーズンタイヤ「オールシーズン・マスター(ALL SEASON MASTER)」を設定しています。
- 主要性能: F205は左右非対称トレッドで排水性・静粛性を両立し、ウェット性能も重視した設計です。Autowayの評価イメージではドライ7/10、ウェット8/10、燃費7/10、静粛性8/10とバランス型です。実走ユーザー評価では「A社上級タイヤ並みのグリップ」と好意的に評価される一方、「ブレーキ性能に不安」など辛口意見もあります。
- 欧州ラベル: Tire-Reviewsのデータでは、F205全サイズでウェットグリップ「B」、燃費クラス「C」、騒音71dB(クラス2)とされています。
- ユーザー評価: オートウェイ掲載の実使用レビューでは「ウェット路面でも安心して走れた」「雪道でも国産並みに走行可能だった」など、総じてコスパ優先の実用性を評価する声があります。一方で「非常に安価な分、静粛性や燃費は国産品に劣る」との指摘も見られます。
- 価格帯(国内): 通販相場でF205は1本約7,000~9,000円台です。オールシーズン・マスターも同程度で、4本セット3万円前後の価格帯が目安です(※いずれも取付含まず)。
ナンカン(Nankang)
- ブランド概要: 台湾を拠点とする老舗タイヤメーカーで、国内通販でもミドル価格帯として人気です。技術革新に注力し、スタッドレスタイヤもラインナップしています。
- 代表モデル: 夏用エコノミーツーリングタイヤ「ECONEX NA-1(Econex NA-1)」、冬用はAUTOWAY専売のスタッドレス「AW-1」が注目モデルです。
- 主要性能: NA-1は軽量プロファイルで燃費・快適性を重視。TyreReviewsによれば、ドライ性能は価格相応でコーナーグリップは良好ですが、ウェットグリップは弱く制動距離が長いという評価です。逆に撥水性と静粛性は優秀で、アクアプレーニング耐性が高いと報告されています。燃費性能は「平均的」とのことです。
- 欧州ラベル: Tyres-GuruによるNA-1の例(165/80R15)では、ウェットグリップ「B」、燃費クラス「D」、騒音70dB(クラス2)と表示されています。
- ユーザー評価: オートウェイのレビューでは「街乗り中心なら十分」「コスパ良い」との声が多く、実使用25,000kmで「特に問題を感じなかった」と報告されています。一方「走り込み派には運転に注意が必要」という意見もあります。
- 冬用(AW-1): AW-1は従来品からさらに氷雪路面性能を重視した改良型で、凍結路での駆動力や制動力を高めつつ、ドライ路面性能や耐摩耗性も向上しています。AUTOWAY試算では国産雪用の8~9割程度の性能と評価され、コスパも高いモデルです(ユーザー評価★5多数)。
- 価格帯(国内): NA-1 195/65R15は1本約6,390円。AW-1 185/65R15は約8,700円と、国産スタッドレスの半額以下で手に入ります。
ハンコック(Hankook)
- ブランド概要: 韓国大手タイヤメーカーで、グローバルな技術力と豊富なラインナップが特徴。スポーツ性能モデルから冬用まで幅広く揃えます。日本国内にも正規ルートで輸入されています。
- 代表モデル: 夏用ハイパフォーマンス「Ventus S1 evo³(ベンタス エスワン エボキューブ)」、冬用スタッドレス「Winter i*cept evo³ W330(ウィンター アイスプト エボキューブ)」など。Ventus S1 evo³はスポーツセダン向けのフラッグシップモデルです。
- 主要性能: Ventus S1 evo³は「ハンドリングと快適性を高次元で両立するバランス型」タイヤで、特にウェットグリップがA評価と優秀です。Auto Express(英)最新テストでもウェット制動や直進アクアプレーニング性能が上位評価され、ドライでも安定した性能を発揮します。静粛性・乗り心地にも優れ、総じてコンフォート寄りながらもスポーティな走りが可能です。燃費面はラベル「D」とやや劣るものの、実測で「低い転がり抵抗」を示し、総合性能は高評価されています。
- 欧州ラベル: Ventus S1 evo³(K127、225/40R18)では燃費「D」、ウェット「A」、騒音72dBとされています(走行抵抗はランクD、対ウェット最高)。
- ユーザー評価: 「非常に静かで快適」「ウェットでもしっかり止まる」と高評価が目立ち、国産プレミアムタイヤと比較しても遜色ないとの声があります。一方で、「ゴムが柔らかくステアリングの反応はマイルド」と評価し、燃費はやや鈍いという指摘もあります。
- 価格帯(国内): Ventus S1 evo³はサイズにもよりますが、225/45R18で1本約1.0~1.3万円程度が相場です。SUV用や大型サイズでは1.4万円以上することもあります。Winter i*cept evo³(例:225/45R18)は1本1.6万円前後とやや高めですが、氷雪上での制動性能や雪上グリップは上級モデルに匹敵します(日本国内最高レベルのスノー性能をうたいます)。
比較表(夏用タイヤ)
以下に各モデルの代表的な指標を表にまとめます。◎/○/△はそれぞれ「優・良・並~やや劣る」の目安です。
ブランド/モデル | シーズン | ウェットグリップ (EU) | ドライ性能 | 耐摩耗性 | 静粛性 | 燃費性能 (EU) | 価格目安(1本) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Minerva F205 | 夏用 | ○ (Bクラス | ○ | ○ | ◎ | ○ (Cクラス) | ~7,000–9,000円 |
Nankang NA-1 | 夏用 | △ (Bクラス) | △ | △ | ◎ | △ (Dクラス) | ~6,000–7,000円 |
Hankook Ventus S1 evo³ | 夏用 | ◎ (Aクラス) | ◎ | ○ | ◎ | △ (Dクラス) | ~10,000–13,000円(※) |
※2025年モデル各社タイヤサイズ例の通販価格より。ハンコックVentus S1 evo³は国内正規品で4本セット4〜5万円台が目安。
冬用・オールシーズンタイヤ比較
ブランド/モデル | シーズン | 雪道性能 | ドライ/ウェット | 耐摩耗性 | 静粛性 | 燃費性能 | 価格目安(1本) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Minerva All-Season Master | オールシーズン | △ (氷雪★5/10) | ○ | ○ | ○ | ○ | ~8,000円(F205同等) |
Nankang AW-1 | スタッドレス | ◎ (改良型雪上重視) | ◎ (改良でドライ↑) | ◎ (耐摩耗↑) | ○ | ○ | ~9,000円 |
Hankook Winter i*cept evo³ | スタッドレス | ◎ (高い雪上制動力) | ○ (凍結路でも安定) | ○ | ◎ | △ | ~16,000–18,000円(※) |
※スタッドレスは装着期間限定のため高価。Hankook冬タイヤはサイズにより大幅に異なります。
総評
性能重視の観点では、ハンコック Ventus S1 evo³がウェット・ドライ共に高いポテンシャルを示し、静粛性も優れます。しかし価格は高めで、燃費は標準レベルです。一方、ミネルバ F205は価格が非常に安価でコストパフォーマンスが高く、日常使用では十分なグリップと静粛性を提供します。ナンカン NA-1はさらに経済的で燃費・静粛性に優れますが、ウェット性能はやや不安があり、急制動などでは注意が必要です。冬用では、ハンコックのアイスプトシリーズが最高性能を誇る反面、ナンカンAW-1は半額以下の価格で「国産レベルの雪上性能8割」と高コスパであり、価格重視なら魅力的です。ミネルバには専用スタッドレスがないため積雪地域ではオールシーズンが妥協点となります。
以上のように、ハンコックは高性能を最優先するドライバー向け、ミネルバ/ナンカンは価格と実用性で選ぶコストパフォーマンス派に向く特性があります。各モデルのスペックやユーザー評価を参考に、自分の走行環境や予算に合わせて選ぶとよいでしょう。
参考資料: 各社ウェブサイト、ユーザーレビュー、タイヤ評価サイトおよび通販価格データを参照autoway.jpautoway.jptyrereviews.comtyres-guru.co.uk。
ミネルバタイヤは、コストパフォーマンスに優れたタイヤとして、近年注目を集めています。
ただし、モデルチェンジの最中なのか、ラインナップが少なくなっています。
ぜひ、自分に合ったミネルバタイヤを見つけて、快適なカーライフを送ってください。
マコール
車関連企業に勤務
80年代後期のローバーMINIで走行会に参加
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