「ジムニーのタイヤって純正のままでいい?それともインチアップしたい」「MTタイヤにしたいけどオンロードでうるさくなるのが心配」「JB64WとJB74Wでサイズが違うって本当?」——ジムニーオーナーのタイヤ選びは、軽自動車のなかでも最も奥が深いカテゴリです。
ジムニーは本格的な四輪駆動車です。タイヤを変えるだけで走破性・快適性・燃費・見た目が大きく変わります。しかし「かっこいいMTタイヤを付けたら高速道路が地獄になった」「リフトアップとサイズの組み合わせを間違えてフェンダーに干渉した」「5本目(スペアタイヤ)だけ純正のままで見た目のバランスが崩れた」——こうした失敗が後を絶たない車種でもあります。
このガイドでは、JB64W・JB74Wの純正サイズからカテゴリ選び、インチアップ限界サイズ、ホワイトレターの選び方、スペアタイヤまで、2026年のジムニーオーナーが実際に知りたい情報をすべてまとめました。
【忙しい方向け:2026年最新・ジムニータイヤ選びの結論】
- JB64W(ジムニー):純正は 175/80R16。迷ったらトーヨー OPEN COUNTRY A/T III(175/80R16)一択。ノーリフト(車高がノーマル)限界の最大サイズは 185/85R16(車検はグレーゾーンのため要確認)。
- JB74W(ジムニーシエラ):純正は 195/80R15。カスタム鉄板は215/75R15。ノーリフトで装着でき、一回り太くなって迫力が激増する。
- カテゴリ選びのコツ:走行の9割が舗装路ならATタイヤ一択。MTタイヤは見た目最高だが、ロードノイズだけでなくジムニーの加速性能まで落ちるため初心者が後悔するケース多数。
この記事でわかること
- JB64W・JB74W・旧型の純正タイヤサイズ一覧
- AT/MT/HT/STタイヤの違いとトレッドパターンの見分け方
- 2026年おすすめタイヤ7選(ホワイトレター情報つき)
- インチアップ限界サイズ一覧(ノーリフト・リフトアップ別)
- スペアタイヤ「5本同時交換」が必須な理由
- スピードメーター誤差の補正方法
- ジムニー固有の空気圧管理(大径タイヤ時の調整術)
- タイヤ交換費用の相場と2026年の賢い交換術
- スタッドレスと3PMSFマークの活用
- ジムニーの純正タイヤサイズ一覧【JB64W・JB74W・旧型対応】
- タイヤカテゴリの違いを理解する【AT/MT/HT/ST】
- インチアップ・外径変更の限界サイズ一覧【車検・干渉の境界線】
- ホワイトレター(白文字)タイヤの選び方
- 2026年おすすめジムニータイヤ7選【目的別・カテゴリ別】
- 比較早見表
- 第1位:トーヨー OPEN COUNTRY A/T III【ジムニー装着率No.1・ATタイヤの定番】
- 第2位:ブリヂストン デューラー A/T 001【信頼性重視のATタイヤ・遠出・高速派に】
- 第3位:BFGoodrich All-Terrain T/A KO2【世界基準のATタイヤ・本格派向け・全サイズWL標準】
- 第4位:トーヨー OPEN COUNTRY M/T【本格オフロード専用・MTタイヤ】
- 第5位:ヨコハマ GEOLANDAR M/T G003【MT入門・ロードノイズを妥協したくないMT派に】
- 第6位:ヨコハマ GEOLANDAR G015【AT〜HT・日常快適性重視のバランスモデル】
- 第7位:ブリヂストン デューラー H/T 684II【街乗り専用・快適性・燃費最優先】
- 目的別まとめ:あなたの使い方には?
- スペアタイヤは?「5本同時交換」が正解
- スピードメーター誤差の補正方法
- ジムニーのタイヤ交換費用の相場【2026年最新】
- ジムニーのスタッドレスタイヤ【サイズ・3PMSFの活用・費用】
- ジムニーの空気圧管理【大径タイヤ装着時の調整術】
- タイヤ寿命と交換時期の目安
- よくある質問【ジムニータイヤ】
- まとめ:ジムニーのタイヤ選びで迷ったらこう考える
ジムニーの純正タイヤサイズ一覧【JB64W・JB74W・旧型対応】
ジムニーはモデルによってタイヤサイズが大きく異なります。現行型のJB64W(ジムニー)とJB74W(ジムニーシエラ)は純正サイズが違うため、購入前に必ず自分のモデルを確認してください。

グレード別 純正タイヤサイズ早見表
| モデル | 型式 | 純正タイヤサイズ | ホイールサイズ | PCD |
|---|---|---|---|---|
| ジムニー XG・XL・XC | JB64W | 175/80R16 | 16×5.5J | 5穴・PCD139.7 |
| ジムニーシエラ JC・JL・JH | JB74W | 195/80R15 | 15×5.5J | 5穴・PCD139.7 |
自分のモデルの確認方法:運転席ドアを開けたBピラー(柱)内側のシールにタイヤサイズと空気圧が記載されています。「ジムニー」と「ジムニーシエラ」はエンブレムでも確認できます(シエラには「SIERRA」の文字あり)。
旧型との違い
| モデル | 型式 | 純正タイヤサイズ |
|---|---|---|
| ジムニー(旧型) | JB23W | 175/80R16 |
| ジムニーシエラ(旧型) | JB43W | 215/65R16 |
JB64Wと旧型JB23Wは同じ175/80R16です。ホイールはPCDが共通(5穴・PCD139.7)のため流用可能なケースが多いですが、オフセット値は必ず確認してください。
「175/80R16」の読み方
| 数字・記号 | 意味 | ジムニーの場合 |
|---|---|---|
| 175 | タイヤの幅(mm) | 幅175mm |
| 80 | 扁平率(%) | 高さは幅の80%(タイヤが厚い=オフロード向き) |
| R | ラジアル構造 | 現在の主流構造 |
| 16 | ホイールのリム径(インチ) | 16インチホイール |
扁平率「80」は乗用車の一般的な55〜65より高く、タイヤが厚い設計です。岩や段差を乗り越える際のクッション性能に寄与しており、これがジムニーの走破性の一端を担っています。
タイヤカテゴリの違いを理解する【AT/MT/HT/ST】
ジムニーのタイヤ選びで最初に決めるべきは「どのカテゴリにするか」です。このカテゴリを間違えると、購入後に後悔する最大の原因になります。
4カテゴリの比較一覧
| カテゴリ | トレッドの見た目 | オフロード | 快適性 | 燃費 | ノイズ | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| HT | 溝が細かく整列・乗用車に近い | △ | ◎ | ◎ | 小 | 街乗り・通勤専用 |
| ST | 純正相当・HTとATの中間 | ○ | ○ | ○ | 中 | バランス重視 |
| AT | ゴツゴツしたブロックが並ぶ。接地面が工夫されており街乗りも可 | ◎ | ○ | ○ | 中〜大 | 週末オフロード派 |
| MT | 巨大なブロックが不規則に並ぶ。泥を弾き飛ばす形状 | ◎◎ | △ | △ | 大 | 本格オフロード専用 |
各カテゴリの正直な解説
HT(ハイウェイテレーン) は乗用車に近い設計で、舗装路での快適性・静粛性・燃費に優れます。ジムニーを通勤や街乗りメインで使い、林道などには入らない方に向いています。
AT(オールテレーン) はジムニーオーナーに最も人気のカテゴリです。オフロードパターンのブロックトレッドを持ちながら、オンロードでの走行性能も実用的な水準に保たれています。「週末に林道・砂利道・雪道を走るが、平日は街乗りもする」という使い方に最も適しています。
MT(マッドテレーン) は泥・岩・深砂などの本格的なオフロードを想定した設計です。ただし正直に言います。MTタイヤはロードノイズが大きいだけでなく、ジムニーの加速性能まで落ちます。特にLT規格のMTタイヤは乗用タイヤより重く、非力なジムニーのエンジンに対して負荷が大きいです。60〜80km/h以上での会話が難しいほどうるさくなるケースもあり、「見た目がカッコいいから」という理由だけで選ぶと後悔する確率が高いです。
インチアップ・外径変更の限界サイズ一覧【車検・干渉の境界線】
ジムニーオーナーが最も知りたい「どこまでなら大丈夫か」を、ノーリフト・リフト量別に明示します。
JB64W(175/80R16)のインチアップ・外径変更サイズ
| 変更後サイズ | 外径(mm)目安 | ノーリフト可否 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 175/80R16(純正) | 約745 | ─ | 基準 |
| 195/80R15 | 約743 | ○ | JB74W純正。最もポピュラーな外径変更 |
| 205/70R15 | 約740 | ○ | ATタイヤの選択肢が広がる |
| 185/85R16 | 約776 | △(限界・要確認) | ノーリフト最大級。車検はグレーゾーンのため専門店に確認を |
| 195/80R16 | 約761 | △(要確認) | 1インチリフト以上推奨 |
| 205/75R16 | 約762 | ✕(リフト推奨) | 2インチリフト以上推奨 |
| 215/80R16 | 約785 | ✕(リフト必須) | 2〜3インチリフト以上必須 |
JB74W(195/80R15)のインチアップサイズ
| 変更後サイズ | 外径(mm)目安 | ノーリフト可否 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 195/80R15(純正) | 約743 | ─ | 基準 |
| 215/75R15 | 約762 | ○ | シエラの鉄板カスタムサイズ。ノーリフトで一回り太くなり迫力が激増 |
| 225/70R15 | 約759 | △(要確認) | フェンダー干渉に注意 |
| 215/75R16 | 約762 | △(要確認) | 16インチ化が必要。2インチリフト推奨 |
| 225/75R16 | 約787 | ✕(リフト必須) | 本格クロカン仕様。2インチリフト以上必須 |
⚠️ 重要な注意事項:
- 外径を大きくするとスピードメーターに誤差が出ます。保安基準では±6%以内が許容範囲(詳細は後述)
- 同じサイズでもタイヤメーカー・銘柄によって実測外径が数mm異なります
- フェンダー干渉の可否は個体差もあるため、専門ショップでの確認を強くおすすめします
リフトアップ量別の推奨タイヤサイズ(JB64W基準)
| リフトアップ量 | 推奨タイヤサイズ | 最大装着サイズ |
|---|---|---|
| ノーリフト | 175/80R16〜195/80R15 | 185/85R16(要専門店確認) |
| 1インチ(約25mm) | 195/80R16〜205/70R15 | 205/75R16程度 |
| 2インチ(約50mm) | 205/75R16〜215/70R15 | 215/80R16程度 |
| 3インチ(約75mm)以上 | 215/80R16〜225/75R16 | 235/75R15程度 |
ホワイトレター(白文字)タイヤの選び方
2026年のジムニー界隈で特に注目度が高いのがホワイトレター(サイドウォールに白いロゴが入ったタイヤ)です。ジムニーのアメリカンオフロード感あるスタイリングとの相性が抜群で、交換後の見た目の変化が最も大きいカスタムのひとつです。
ホワイトレター対応の主要タイヤ
| 銘柄 | 対応サイズ(JB64W・JB74W向け) | 備考 |
|---|---|---|
| トーヨー OPEN COUNTRY A/T III | 175/80R16・195/80R15・215/75R15など | 一部サイズにホワイトレター設定あり |
| BFGoodrich All-Terrain T/A KO2 | 175/80R16・215/75R15など | 全サイズホワイトレター標準 |
| トーヨー OPEN COUNTRY M/T | 175/80R16・215/75R15など | ホワイトレター標準 |
| ヨコハマ GEOLANDAR M/T G003 | 215/75R15など | ホワイトレター設定あり |
💡 購入前の注意:同じ銘柄・サイズでも「ブラックレター(黒文字)」と「ホワイトレター」が混在している場合があります。Amazonや楽天での購入時は商品詳細のサイドウォール表記を必ず確認してください。
2026年おすすめジムニータイヤ7選【目的別・カテゴリ別】
このセクションでは主にJB64W(175/80R16)サイズを基準に紹介します。 JB74W(195/80R15・215/75R15)をお使いの方は各商品ページでサイズをご確認ください。

比較早見表
| # | 銘柄 | カテゴリ | オフロード | 快適性 | 燃費 | WL | 価格帯(1本・175/80R16) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | トーヨー OPEN COUNTRY A/T III | AT | ◎ | ○ | ○ | △ | 8,000〜13,000円 |
| 2 | ブリヂストン デューラー A/T 001 | AT | ◎ | ○ | ○ | ✕ | 9,000〜14,000円 |
| 3 | BFGoodrich All-Terrain T/A KO2 | AT上位 | ◎◎ | ○ | ○ | ○ | 12,000〜18,000円 |
| 4 | トーヨー OPEN COUNTRY M/T | MT | ◎◎ | △ | △ | ○ | 10,000〜16,000円 |
| 5 | ヨコハマ GEOLANDAR M/T G003 | MT(入門) | ◎ | ○ | ○ | △ | 9,000〜14,000円 |
| 6 | ヨコハマ GEOLANDAR G015 | AT〜HT | ○ | ◎ | ◎ | ✕ | 8,000〜12,000円 |
| 7 | ブリヂストン デューラー H/T 684II | HT | △ | ◎ | ◎ | ✕ | 7,000〜11,000円 |
※ WL=ホワイトレター対応(○:標準、△:一部サイズのみ、✕:なし)
価格はAmazon・楽天の2026年2月時点の目安です。
第1位:トーヨー OPEN COUNTRY A/T III【ジムニー装着率No.1・ATタイヤの定番】
こんな人に向いています:週末に林道・砂利道・雪道を走る・見た目もカッコよくしたい・オンロードの実用性も保ちたい
ジムニーオーナーの間で圧倒的な装着率を誇るATタイヤです。第3世代となるA/T IIIはオフロード性能を維持しながらオンロードの静粛性・排水性を大幅に向上させています。175/80R16サイズをラインアップしており、JB64Wの純正サイズでそのまま装着可能です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| カテゴリ | AT(オールテレーン) |
| ホワイトレター | 一部サイズに設定あり(購入前に要確認) |
| 3PMSFマーク | ○(冬用タイヤ規制対応) |
| 適合サイズ | 175/80R16・195/80R15・215/75R15 |
メリット:ATタイヤとして最高水準のオフロード性能。オンロードのロードノイズが抑えられており日常使いも快適。3PMSFマーク取得で冬用タイヤ規制区間も通行可能。
デメリット:HTタイヤより価格は高め。燃費改善を最優先にする方には向かない。
💡 3PMSFマークとは:雪上での制動・牽引・旋回性能が一定基準を満たすタイヤに与えられるマークです。このマークがあるATタイヤはチェーン規制を除く「冬用タイヤ規制区間」を通行できます。スタッドレスを持たないジムニーオーナーが軽い積雪路を走る場面でも対応できます。ただし氷上性能はスタッドレスに及ばないため、アイスバーンが多い地域では別途スタッドレスを用意してください。
第2位:ブリヂストン デューラー A/T 001【信頼性重視のATタイヤ・遠出・高速派に】
こんな人に向いています:ブリヂストンブランドの安心感が欲しい・高速走行・遠出が多い
国内タイヤシェアNo.1のブリヂストンが手がけるSUV・四駆専用ATタイヤです。高速走行時の直進安定性・静粛性がATタイヤとして優秀で、「ロードノイズがATタイヤとしては静かめ」「高速道路での安定感が高い」という評価が多いです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| カテゴリ | AT(オールテレーン) |
| ホワイトレター | なし |
| 適合サイズ | 175/80R16・195/80R15 |
メリット:ブリヂストンの信頼性と豊富な流通量。ATタイヤとして高速安定性・静粛性が高い。長距離ドライブが多い方に向いている。
デメリット:ホワイトレターなし。OPEN COUNTRY A/T IIIに比べてオフロードでの積極的なグリップ感は控えめ。
第3位:BFGoodrich All-Terrain T/A KO2【世界基準のATタイヤ・本格派向け・全サイズWL標準】
こんな人に向いています:本格的なオフロードにも対応できるATタイヤが欲しい・ホワイトレターの見た目も重視したい
ミシュラングループのオフロードブランド・BFGoodrichの看板モデルです。ATタイヤでありながらMTタイヤに迫るオフロード性能を発揮し、強化サイドウォール設計により岩場でのサイドカット(タイヤ側面の切り傷)への耐性が高いです。全サイズでホワイトレターが標準装備のため、見た目と性能を両立したい方に最適です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| カテゴリ | AT(オールテレーン)上位 |
| ホワイトレター | ○(全サイズ標準) |
| 適合サイズ | 175/80R16・215/75R15など |
メリット:ATタイヤで最高クラスのオフロード性能。全サイズホワイトレター標準で見た目のインパクト大。強化サイドウォールで岩場での信頼性が高い。
デメリット:3つのATタイヤのなかで最も高価。
第4位:トーヨー OPEN COUNTRY M/T【本格オフロード専用・MTタイヤ】
こんな人に向いています:本格的な泥・岩・ガレ場を走る・ジムニーをオフロード主体で使う・ロードノイズへの覚悟がある
泥・深砂・岩場でのグリップ力は他カテゴリを圧倒するMTタイヤです。ただし購入前に必ず理解してほしいデメリットがあります。
MTタイヤはロードノイズが大きいだけでなく、タイヤ自体が重いためジムニーの加速性能が顕著に落ちます。ジムニーの軽自動車エンジン(JB64Wは660cc・64ps)はもともと非力です。LT規格の重いMTタイヤを履くと、発進加速が鈍くなり高速合流でストレスを感じるケースがあります。燃費も1〜2km/L悪化します。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| カテゴリ | MT(マッドテレーン) |
| ホワイトレター | ○(標準) |
| 適合サイズ | 175/80R16・215/75R15など |
メリット:泥・岩・深砂でのグリップ力がタイヤカテゴリで最強クラス。ホワイトレター標準で見た目のインパクトが強い。
デメリット:オンロードのロードノイズが非常に大きい。加速性能・燃費が悪化する。タイヤの偏摩耗が起きやすい。雨天オンロードでのウェットグリップが低下する。
⚠️ MTタイヤを選ぶ前の自問:「本格的なオフロードを月に何回走りますか?」普段の8〜9割が舗装路であれば、MTタイヤはおすすめしません。ATタイヤでも見た目のカスタム感は十分出せます。
第5位:ヨコハマ GEOLANDAR M/T G003【MT入門・ロードノイズを妥協したくないMT派に】
こんな人に向いています:MTタイヤの見た目・オフロード性能は欲しいが、日常使いでのノイズはできるだけ抑えたい
MTタイヤのなかでは比較的ロードノイズを抑えた設計が特徴です。「MTタイヤを試してみたいが、いきなりOPEN COUNTRY M/Tは怖い」という方のMT入門として最適なポジションにあります。
ジムニーのエンジン出力に対する負荷も、専用設計により他のMTタイヤより軽減されています。215/75R15サイズに対応しており、JB74W(シエラ)の鉄板カスタムサイズにも装着可能です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| カテゴリ | MT(マッドテレーン)入門 |
| ホワイトレター | 一部サイズに設定あり |
| 適合サイズ | 175/80R16・215/75R15など |
メリット:MTタイヤとして比較的ロードノイズが抑えられている。MT入門として最もバランスが取れている。215/75R15(JB74W鉄板サイズ)に対応。
デメリット:純粋なオフロード性能はOPEN COUNTRY M/Tに及ばない。ATタイヤよりは快適性で劣る。
第6位:ヨコハマ GEOLANDAR G015【AT〜HT・日常快適性重視のバランスモデル】
こんな人に向いています:週末に軽い林道には行くが普段は街乗り・燃費と快適性を重視したい
ATとHTの中間的な性格を持ちます。オフロードパターンを持ちながら静粛性・燃費性能を高水準に保っており、ロードノイズはATタイヤとして非常に静かです。高速道路での長距離ドライブでも疲れにくいです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| カテゴリ | AT〜HT(オールテレーン寄りハイウェイ) |
| ホワイトレター | なし |
| 適合サイズ | 175/80R16・195/80R15 |
メリット:ATタイヤとして非常に静粛性が高い。燃費性能も優秀。日常使いと週末の軽オフロードを両立できる。
デメリット:本格的な泥・岩場では他のATタイヤに及ばない。ホワイトレターなし。
第7位:ブリヂストン デューラー H/T 684II【街乗り専用・快適性・燃費最優先】
こんな人に向いています:ジムニーを完全に街乗り・通勤専用で使う・燃費を最優先にしたい
7選のなかで最も静粛性・乗り心地が高く、燃費性能も最優秀です。「ジムニーを林道には絶対行かない」という明確なスタンスの方には、無理にATタイヤを選ぶ必要はありません。HTタイヤで浮いたコストをメンテナンスや他のカスタムに充てる判断も合理的です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| カテゴリ | HT(ハイウェイテレーン) |
| ホワイトレター | なし |
| 適合サイズ | 175/80R16・195/80R15 |
メリット:7選のなかで最も静粛性・乗り心地が高い。燃費性能最優秀。価格が抑えめ。
デメリット:オフロード走行には向かない。見た目のカスタム感は出ない。
目的別まとめ:あなたの使い方には?
| あなたの使い方 | おすすめ銘柄 |
|---|---|
| 週末オフロード+平日街乗り(最多数派) | トーヨー OPEN COUNTRY A/T III |
| 高速走行・遠出が多い | ブリヂストン デューラー A/T 001 |
| 本格オフロード+ホワイトレターも欲しい | BFGoodrich All-Terrain T/A KO2 |
| 本格オフロード専用・ノイズを覚悟した上で | トーヨー OPEN COUNTRY M/T |
| MTの見た目は欲しいが日常快適性も保ちたい | ヨコハマ GEOLANDAR M/T G003 |
| 軽オフロード+快適な街乗り両立 | ヨコハマ GEOLANDAR G015 |
| 街乗り専用・燃費・快適性最優先 | ブリヂストン デューラー H/T 684II |
スペアタイヤは?「5本同時交換」が正解
ジムニーのカスタムで見落とされがちなのがスペアタイヤ(背面に搭載)の扱いです。4本だけ交換してスペアを純正(または古いタイヤ)のまま放置すると、2つの問題が発生します。
問題①:見た目のバランスが崩れる
ジムニーはスペアタイヤが背面から丸見えです。4本だけATタイヤ・ホワイトレターに変えてスペアだけ純正のまま残すと、後ろから見たときに明らかな違和感が生じます。インチアップしたタイヤとスペアのサイズが異なる場合はさらに顕著です。
問題②:いざという時に使えない
インチアップした場合、スペアタイヤが純正サイズのままだと緊急時に装着できません。緊急走行が難しくなるだけでなく、4WDシステムへの悪影響も懸念されます。
💡 結論:タイヤ交換時は必ず5本同時交換を検討してください。スペアタイヤ1本分のコストを惜しんで後悔するオーナーが非常に多いです。
スピードメーター誤差の補正方法
外径を大きくするタイヤに変更した場合、実際の車速よりスピードメーターの表示が低くなります(例:メーター60km/h表示でも実際は65km/h出ている状態)。
保安基準の許容範囲
日本の保安基準では、スピードメーターの誤差は「実際の速度が、メーター表示の100%〜111%以内」であることが求められます(簡単に言うと実車速がメーター表示を最大11%上回るまでOK)。
外径変化率の目安:
| 純正外径 | 変更後外径 | 変化率 | 保安基準 |
|---|---|---|---|
| 745mm(175/80R16) | 762mm(215/75R15) | +2.3% | ○ |
| 745mm | 776mm(185/85R16) | +4.2% | ○ |
| 745mm | 785mm(215/80R16) | +5.4% | ○ |
いずれも11%以内ですが、車検時の測定基準は厳密のため専門店での確認を推奨します。
正確な車速の確認方法
車速誤差が気になる場合はOBD2接続の車速モニターを活用するのがジムニーオーナーの定番です。OBD2ポートに差し込むだけで正確な車速・燃費・エンジン情報をスマートフォンで確認できます。4,000〜10,000円程度で入手可能です。
ジムニーのタイヤ交換費用の相場【2026年最新】
タイヤ代の相場
| カテゴリ | 代表銘柄 | 1本の価格帯 | 4本合計目安 |
|---|---|---|---|
| HT | デューラー H/T 684IIなど | 7,000〜11,000円 | 28,000〜44,000円 |
| ST | 純正相当品など | 6,000〜10,000円 | 24,000〜40,000円 |
| AT スタンダード | OPEN COUNTRY A/T III・デューラー A/T 001など | 8,000〜14,000円 | 32,000〜56,000円 |
| AT ハイエンド | BFGoodrich KO2など | 12,000〜18,000円 | 48,000〜72,000円 |
| MT | OPEN COUNTRY M/T・G003など | 9,000〜16,000円 | 36,000〜64,000円 |
スペアタイヤを含めた5本交換の場合は上記の1.25倍が目安です(例:ATスタンダード4本40,000円→5本50,000円)。
工賃の相場(店舗別比較)
| 店舗 | 組み替え(4本) | バランス調整(4本) | 廃タイヤ処分(4本) | 工賃合計の目安 |
|---|---|---|---|---|
| オートバックス | 7,700〜11,000円 | 2,640〜3,960円 | 1,320〜1,980円 | 約12,000〜17,000円 |
| イエローハット | 7,700〜10,000円 | 2,640〜3,960円 | 1,100〜1,650円 | 約12,000〜16,000円 |
| タイヤ専門店 | 5,000〜9,000円 | 2,000〜3,000円 | 1,000〜1,500円 | 約8,000〜14,000円 |
| 4WD専門店・ジムニーショップ | 6,000〜10,000円 | 2,000〜3,000円 | 1,000〜1,500円 | 約9,000〜15,000円 |
| ディーラー(スズキ) | 9,000〜14,000円 | 3,000〜4,500円 | 1,500〜2,000円 | 約14,000〜21,000円 |
インチアップやリフトアップを伴う変更は4WD専門店・ジムニー専門ショップへの相談がおすすめです。フェンダー干渉チェック・アライメント調整・車検対応の相談を一括で行えます。
費用シミュレーション(ATスタンダード・5本の場合)
| 購入パターン | タイヤ代(5本) | 工賃(4本) | 合計 |
|---|---|---|---|
| カー用品店でタイヤ購入+交換 | 約65,000円 | 約14,000円 | 約79,000円 |
| ネット購入+持ち込み | 約50,000円 | 約14,000円 | 約64,000円 |
| Amazon提携取付店に直送 | 約50,000円 | 約11,000円 | 約61,000円 |
詳しい費用比較はこちら:軽自動車タイヤ交換の費用・場所別比較ガイド
ジムニーのスタッドレスタイヤ【サイズ・3PMSFの活用・費用】
ジムニーの四輪駆動性能はスタッドレスタイヤと組み合わせることで最大限に発揮されます。雪道・凍結路でのジムニーの走破性は、同クラスのSUVを圧倒します。
スタッドレスの適合サイズ早見表
| モデル | 夏タイヤサイズ | スタッドレス推奨サイズ |
|---|---|---|
| JB64W | 175/80R16 | 175/80R16(同)または195/80R15(インチダウン・選択肢豊富) |
| JB74W | 195/80R15 | 195/80R15(同) |
JB64Wの「175/80R16スタッドレス」はサイズが特殊なため選択肢が少ない傾向があります。195/80R15にインチダウンしてスタッドレスを装着する方法が選択肢を広げるうえでも人気です。
3PMSFマークATタイヤで「スタッドレス不要」は本当か
OPEN COUNTRY A/T IIIなど3PMSFマーク付きのATタイヤは、チェーン規制を除く冬用タイヤ規制区間を通行できます。ただし注意点があります。
| 状況 | 3PMSF付きATタイヤ | スタッドレス |
|---|---|---|
| 圧雪路・ざらめ雪 | ○対応 | ◎最適 |
| 凍結路・アイスバーン | △(要注意) | ○対応 |
| チェーン規制区間 | ✕通行不可 | ✕通行不可(チェーン必要) |
3PMSFマーク付きATタイヤは「軽い雪道なら通年ATタイヤで対応したい」というジムニーオーナーには有効な選択肢ですが、アイスバーン・降雪量の多い地域ではスタッドレスを用意することを強くおすすめします。
2026年おすすめスタッドレス3選
| 銘柄 | 特徴 | 価格帯(1本・175/80R16) |
|---|---|---|
| ブリヂストン ブリザック DM-V3 | SUV・四駆専用。氷上性能・雪上性能ともに最高峰。ジムニーの四駆性能を最大限引き出せる | 12,000〜18,000円 |
| ダンロップ WINTER MAXX SJ8+ | コスパと性能のバランスが良い。降雪が少ない地域向け | 10,000〜15,000円 |
| トーヨー OBSERVE GSi-6 | SUV専用設計。コスパ重視のジムニーオーナーに | 9,000〜13,000円 |
詳しいスタッドレス比較はこちら:軽自動車スタッドレスおすすめ比較【2026年最新】
ジムニーの空気圧管理【大径タイヤ装着時の調整術】
空気圧の適正値
⚠️ 重要:以下は一般的な目安です。必ずBピラー内側のシールで自車の指定値を確認してください。
| グレード・用途 | 前輪 | 後輪 |
|---|---|---|
| JB64W 標準走行 | 200kPa | 200kPa |
| JB64W 高速走行・フル乗車 | 220kPa | 220kPa |
| JB74W 標準走行 | 200kPa | 200kPa |
ジムニー固有の「跳ね」問題と大径タイヤ時の空気圧
ジムニーは車重が比較的軽い(JB64Wは約1,000kg)ため、指定空気圧(200kPa)より高くしすぎると「跳ねる」ような硬い乗り心地になります。これはジムニー特有の悩みです。
大径タイヤや厚みのあるATタイヤに変更した際に乗り心地が硬すぎると感じたら、5〜10kPa程度空気圧を下げて調整するのがジムニーオーナーの定番の対処法です。ただし下げすぎると燃費悪化・偏摩耗の原因になるため、175〜190kPa程度を下限の目安にしてください。
💡 オフロード走行時の豆知識:砂地・ぬかるみなどのオフロードでは意図的に空気圧を下げる「空気圧落とし(エア落とし)」をすると接地面が増えてグリップ力が上がります。ただしオフロードを抜けたら必ず元の空気圧に戻してください。
タイヤ変更後の空気圧設定
インチアップやATタイヤへの変更後は、装着タイヤのメーカー指定空気圧を確認して再設定してください。大径・幅広タイヤは純正と適正空気圧が異なるケースがあります。
タイヤ寿命と交換時期の目安
| 指標 | HT・ST | AT | MT |
|---|---|---|---|
| 走行距離 | 40,000〜50,000km | 30,000〜40,000km | 20,000〜30,000km(オフロード頻度による) |
| 使用年数 | 5〜7年 | 5〜7年 | 5〜7年 |
| 溝の深さ | 残溝1.6mm | 残溝1.6mm | 残溝1.6mm |
MTタイヤはオフロード走行の頻度・強度によって摩耗速度が大きく変わります。月2〜3回の本格オフロードでは、20,000km以内での交換が必要になるケースも珍しくありません。
よくある質問【ジムニータイヤ】
Q1. ジムニーのタイヤサイズは何ですか?
JB64W(ジムニー)の純正サイズは175/80R16(16インチ)です。JB74W(ジムニーシエラ)の純正サイズは195/80R15(15インチ)です。Bピラー内側のシールで確認してください。
Q2. ジムニーにATタイヤとMTタイヤどちらが向いていますか?
週末に林道・砂利道・雪道を走る程度であればATタイヤが最適です。MTタイヤはオンロードでのロードノイズが大きいだけでなく、タイヤ自体が重いためジムニーの加速性能まで落ちます。「見た目がカッコいいから」という理由だけでMTタイヤを選ぶと後悔するケースが多いです。
Q3. JB64Wのノーリフト限界サイズは何ですか?
185/85R16が「ノーリフト最大級」として知られています。ただしこのサイズは車検がグレーゾーンのため、専門店での確認が必要です。現実的なノーリフト推奨の最大サイズは205/70R15または195/80R15程度です。
Q4. JB74Wシエラのインチアップで人気のサイズは?
215/75R15が「シエラの鉄板カスタムサイズ」として圧倒的な人気を持ちます。ノーリフトで装着でき、純正より一回り太くなってシエラの力強いルックスを最大限に引き出せます。
Q5. スペアタイヤも一緒に交換すべきですか?
はい、強くおすすめします。ジムニーはスペアタイヤが背面から丸見えのため、4本だけ交換するとスペアだけ純正のままで見た目のバランスが崩れます。また、インチアップした場合はスペアのサイズが違うと緊急時に装着できません。5本同時交換が正解です。
Q6. 大径タイヤに変えたらスピードメーターはずれますか?
外径が大きくなるほどスピードメーターは低めに表示されます(実際より遅く表示)。保安基準の許容範囲は実車速がメーター表示の111%以内です。175/80R16から215/75R15(外径約762mm)への変更では約2.3%の誤差のため保安基準内ですが、正確な確認にはOBD2接続の車速モニターの活用をおすすめします。
Q7. ジムニーのタイヤ交換は4本でいくらかかりますか?
カテゴリによって大きく異なります。HTタイヤで3〜5万円、ATスタンダードで4〜7万円、ATハイエンドやMTタイヤで5〜9万円が目安です(タイヤ代+工賃)。スペアタイヤを含めた5本交換では1.25倍が目安です。Amazon提携取付店への直送が最もコストを抑えられます。
Q8. 3PMSFマーク付きATタイヤがあればスタッドレスは不要ですか?
チェーン規制を除く冬用タイヤ規制区間を通行でき、圧雪路程度なら対応できます。ただしアイスバーンや降雪量の多い地域ではスタッドレスの安全性には及びません。「軽い雪道を通年ATタイヤで走りたい」という方には有効な選択肢ですが、本格的な雪道が多い方はスタッドレスを別途用意してください。
まとめ:ジムニーのタイヤ選びで迷ったらこう考える
この記事のポイントを8つにまとめます。
- 純正サイズはJB64Wが175/80R16、JB74Wが195/80R15。モデルを間違えないようBピラーのシールで確認する。
- カテゴリ選びが最重要。週末オフロード派はATタイヤ、街乗り専用はHTタイヤが正解。MTタイヤは加速性能・燃費まで落ちるため本格オフロード専用。
- ATタイヤの最多数派おすすめはトーヨー OPEN COUNTRY A/T III。見た目・性能・価格のバランスが最もよくジムニー装着率No.1。
- インチアップ限界はJB64Wノーリフトで最大185/85R16(車検要確認)、JB74Wは215/75R15が鉄板サイズ。
- ホワイトレターを重視するならBFGoodrich KO2(全サイズ標準)かOPEN COUNTRY M/T・A/T IIIの対応サイズを確認する。
- スペアタイヤは5本同時交換が正解。4本だけでは見た目バランスが崩れ、インチアップ後は緊急時に使えなくなる。
- スピードメーター誤差は外径変化率が11%以内なら保安基準内。正確な確認にはOBD2モニターを活用。
- 空気圧は200kPa指定だが、大径タイヤ装着後に乗り心地が硬い場合は5〜10kPa下げて調整(下限175〜190kPa目安)。
ジムニーのタイヤ選びは「どう走りたいか」というビジョンが先に来ます。自分のジムニーライフに合ったカテゴリとサイズを選べば、ジムニーの楽しさが一段と広がります。
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