- はじめに:自動車税の支払い、実は損してるかも?
- 自動車税とは?いつ・誰が・なぜ払うのか
- 年1回の負担だけど、選び方や払い方で差が出る理由
- 【1】自動車税はいくら?車種別・排気量別に早見表でチェック!
- 【2】13年超えで税金アップ!?古い車にかかる《自動車税 13年経過》とは
- 【3】自動車税が届かない?よくあるトラブルと対処法
- 【4】支払い方法まとめ|クレジットカード・楽天ペイ・PayPayでもOK!
- 【5】月途中の購入・売却時の《自動車 税 月割り》の考え方
- 【6】《自動車税 払い忘れ》たらどうなる?延滞金・差し押さえの現実
- 【7】経費計上するなら?自動車税の《勘定科目》を確認!
- 【8】節税できる?意外と知らない《自動車税 減税》の制度まとめ
- まとめ:損しない自動車税の支払い方を選ぼう!
はじめに:自動車税の支払い、実は損してるかも?

毎年5月になると届く「自動車税納税通知書」。しかし、ただ届いたからといって機械的に払っていませんか?
実はこの自動車税、支払い方法・支払うタイミング・車の状態によって金額や損得が大きく変わる税金です。
さらに、うっかり支払いを忘れると延滞金だけでなく、最悪の場合には差し押さえや車検不可などの重大なリスクも。
この記事では、「延滞を防ぎつつ、賢く支払う」ための自動車税の最新情報と対策を、じっくり丁寧に解説します。
自動車税とは?いつ・誰が・なぜ払うのか
自動車税は、原則として毎年4月1日時点で自動車を所有している人に課される地方税です。
- 普通自動車:都道府県税(自動車税)
- 軽自動車:市区町村税(軽自動車税)
支払いの時期は一般的に5月初旬から末まで。納付が遅れると、6月以降に延滞金が発生するため要注意です。
この税金は道路整備や環境施策に使われる大切な財源でもありますが、納め方次第で賢く節約することができます。を過ぎると延滞金が発生するため注意が必要です。
年1回の負担だけど、選び方や払い方で差が出る理由
同じ「自動車税」でも、車種・排気量・年式などにより金額が大きく異なります。さらに、支払い方法によってはポイント還元や手数料負担などが発生し、支払い方を変えるだけで数千円の差が出ることも。
【1】自動車税はいくら?車種別・排気量別に早見表でチェック!
《自動車税 いくら》の目安(普通車・軽自動車)
自動車税は、車種や排気量によって課税額が異なります。以下は代表的な課税額の一覧です(2025年時点の標準税率に基づく)。
区分 | 排気量 | 年額(標準税率) |
---|---|---|
軽自動車 | – | 10,800円(乗用・自家用) 12,900円(貨物・自家用) |
普通車 | 1.0L以下 | 29,500円 |
普通車 | 1.0L超〜1.5L以下 | 34,500円 |
普通車 | 1.5L超〜2.0L以下 | 39,500円 |
普通車 | 2.0L超〜2.5L以下 | 45,000円 |
普通車 | 2.5L超〜3.0L以下 | 51,000円 |
普通車 | 3.0L超〜3.5L以下 | 57,000円 |
普通車 | 3.5L超〜4.0L以下 | 65,500円 |
普通車 | 4.0L超〜4.5L以下 | 75,500円 |
普通車 | 4.5L超〜6.0L以下 | 87,000円 |
普通車 | 6.0L超 | 111,000円 |
軽自動車は安いけど、「お得」とは限らない理由
軽自動車は年額10,800円と普通車より大幅に安く、一見「節税」に見えます。ただし、安全装備・走行性能・積載性・高速道路での安定性など、使用用途によっては普通車のほうがトータルで満足度が高いこともあります。
たとえば、家族での遠出や通勤距離が長い場合は、燃費効率や安全性で普通車が優位に立つことがあるため、単純な税額の安さだけでなく、維持費全体で検討することが重要です。
【2】13年超えで税金アップ!?古い車にかかる《自動車税 13年経過》とは
グリーン化特例と重課税制度の仕組み
排ガス規制の観点から、13年を超えるガソリン車およびLPガス車には「重課税」が適用され、税額が約15%アップします。たとえば、排気量1.5L以下の車で通常34,500円のところ、約39,700円程度に増額されます。
これは古い車ほど環境負荷が高いとされるためで、買い替えを促す政策とも言えます。ただし、すべての古い車に適用されるわけではなく、電気自動車や一部のクリーンディーゼル車などは対象外となる場合もあります。
買い替えとどちらが得か?維持する場合の注意点
古い車でも車検を通せば乗れますが、税金や燃費、メンテナンスコストで買い替えも検討すべきです。
【3】自動車税が届かない?よくあるトラブルと対処法
《自動車税 届かない》ときに確認すべきこと
- 登録住所の確認
- 郵送のタイミング(5月中旬までは様子を見る)
引っ越し・名義変更・車検切れ車のケース別対応
- 引っ越し:旧住所のままなら届かない
- 名義変更後すぐ:前オーナーに届いている可能性も
- 一時抹消中の車:課税されない
【4】支払い方法まとめ|クレジットカード・楽天ペイ・PayPayでもOK!

《自動車税クレジットカード》払いのメリットと注意点
支払い方法 | ポイント還元 | 手数料 | 納税証明書の発行 | 備考 |
---|---|---|---|---|
クレジットカード | △(0.5〜1.0%) | ○あり(数百円) | ×(発行まで数週間) | 都道府県により異なる |
楽天ペイ | ◎(最大1.0〜1.5%) | ×なし | ○即時反映 | 楽天キャッシュ残高が必要 |
PayPay | ○(0.5〜1.0%) | ×なし | ○即時反映 | 請求書払い対応エリアに限る |
d払い | △(条件付き) | ×なし | ○即時反映 | ドコモ契約者向け、限度額あり |
au PAY | △(0.5〜1.0%) | ×なし | ○即時反映 | auかんたん決済と併用可 |
✅ ポイントを最大限活用したいなら「楽天ペイ」が最有力。
ただし、事前に「楽天キャッシュ」へのチャージが必要です。
各決済方法のメリットと注意点
● クレジットカード払い(例:VISA、Mastercard、JCBなど)
メリット:
- 支払いを先延ばしにできる(クレカの締め日に合わせて調整可能)
- 利用額に応じたポイント還元がある(0.5〜1.0%)
注意点:
- ほとんどの自治体で**手数料(概ね100〜500円)**が加算される
- 車検前の納税証明書が即時に発行されないため注意!
● 楽天ペイ・PayPay・d払い・au PAY(スマホ決済)
共通のメリット:
- 手数料無料、手続きが簡単
- 支払いと同時に納税完了 → 車検にもすぐ対応可能
- キャンペーン期間によりポイント還元が増えることも!
注意点:
- 事前にチャージが必要なサービスが多い(楽天ペイなど)
- 月間の支払い限度額がある(d払い、au PAYなど)
🔍 結論:楽天ペイまたはPayPayが総合的におすすめ。
高還元+納税証明書の即時反映が魅力です。

【5】月途中の購入・売却時の《自動車 税 月割り》の考え方

月割り課税の基本ルール(都道府県による違いも)
- 普通車は月割りで課税・還付あり
- 軽自動車は年額一括/月割りなしが基本
中古車購入・売却時に損しないポイント
- 売却月の税金は基本的に売主負担
- 名義変更後の支払い者を要確認
【6】《自動車税 払い忘れ》たらどうなる?延滞金・差し押さえの現実
納付期限を過ぎたら「延滞金」が発生します!
自動車税の納付期限は原則毎年5月末まで(土日を挟む場合は翌営業日)。これを過ぎると以下のようなペナルティが発生します。
● 延滞金の計算方法(2025年版)
- 納付期限の翌日から発生
- 年**7.3% or 法定利率+1%(どちらか低い方)**が日割りで加算
- 1ヶ月遅れると数百円〜数千円に膨らむことも!
● 督促状 → 差し押さえの流れ
- 納付期限を過ぎると督促状が届く
- それでも払わないと、延滞金+強制徴収が進む
- 給与・預金口座・自動車の差し押さえに発展する可能性あり
● 車検が受けられないリスク
自動車税の納税証明書がないと車検が通らないため、滞納していると次の車検で足止めを食らうことに。車を使えない間、通勤や移動に多大な支障をきたすこともあります。
払い忘れによるペナルティとは?
- 延滞金(年8.9%相当:1か月以上滞納時)が発生
- 督促状→差し押さえ予告→財産差し押さえも
車検への影響について
- 納税証明書がないと車検を通せない
- 支払いから反映までのタイムラグに注意
【7】経費計上するなら?自動車税の《勘定科目》を確認!
個人事業主・法人の経理処理
- 勘定科目は「租税公課」または「車両費」
自家用・営業用・リース車の処理の違い
- リース車はリース料に含まれるため、税金としては計上不可
【8】節税できる?意外と知らない《自動車税 減税》の制度まとめ
グリーン化特例/電気自動車・ハイブリッド車の優遇
- 次世代自動車は最大75%減税も
障がい者減免、災害時の特例措置なども解説
- 手続きが必要なため事前確認を
まとめ:損しない自動車税の支払い方を選ぼう!
毎年の自動車税、払い方や車の選び方で家計へのインパクトが大きく変わります。
- スマホ決済(楽天ペイ、PayPay、d払い、au PAY)でポイント還元
- クレジットカード払いは手数料と還元率を比較
- 古い車の維持コストと税金を見直す
- 減税制度を活用する
自動車税を「ただの支出」で終わらせず、賢い納税と節約を目指しましょう!
マコール
車関連企業に勤務
80年代後期のローバーMINIで走行会に参加
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