1. はじめに:「10代・20代前半が軽自動車に乗るなら、保険はこう選べ!」

はじめてのクルマ選びで軽自動車を選ぶ若者が増えています。燃費がよく、車両価格も抑えられ、街乗りにちょうどいい。しかし、**保険料だけは“年齢の壁”**があります。
とくに、6等級からスタートする10代後半〜20代前半のドライバーは、普通に見積もりをとると驚くほど高くなることも。
ただし、**「軽自動車」×「ダイレクト型保険」×「家族構成に応じた補償設定」**を組み合わせれば、保険料はグッと下がります。
この記事では、軽自動車に乗る若者が保険選びで失敗しないためのコツを「ランキング形式+ケース別」でわかりやすく紹介します。

2. 初めて車を持つ若者(6等級)向け 自動車保険ランキング【2025年最新版】
6等級・21歳以下の保険料が比較的安く、補償内容もバランスが取れているダイレクト型保険会社をランキング形式で紹介します。
ランキング | 保険会社 | 特徴 | 年間保険料目安(6等級/軽) |
---|---|---|---|
1位 | セゾン自動車火災(おとなの自動車保険) | 家族追加プランが柔軟。親の名義で子供も追加可能 | 約7.5万円〜 |
2位 | 三井ダイレクト損保 | 補償バランスが良く、事故対応の満足度も高い | 約8.0万円〜 |
3位 | イーデザイン損保 | 東京海上グループの安心感+価格も控えめ | 約8.2万円〜 |
4位 | セコム損保 | 現場急行サービスが心強い。夜間事故にも対応 | 約8.5万円〜 |
5位 | SBI損保 | ネット割が強力。カスタム性が高い | 約9.0万円〜 |
補足:
- 保険料は条件(年齢、運転歴、地域、免許色)で上下します。
- 各社とも「年齢条件設定(全年齢補償 or 21歳以上補償)」に要注意。
3. サンデードライバー向けの軽自動車保険選び
週末だけドライブする、通勤・通学では使わないというライトユーザー向けにおすすめの選び方です。
ポイント:
- 年間走行距離が「3,000km未満」の場合、走行距離制限型プランが割安。
- ダイレクト型保険は、申込時に「年間予定走行距離」を聞かれるため、正確に答えると保険料が下がる可能性あり。
- 使用目的を「日常・レジャー使用」として申告(通勤・業務使用より安くなる)。
4. 通勤にも使用する人向け補償選びのコツ
毎日の通勤で車を使うなら、補償の充実度が重要です。事故リスクが高まる分、保険会社の事故対応力やロードサービス内容も比較しましょう。
通勤ドライバー向け保険の選び方:
- 使用目的を「通勤・通学」に設定(未申告だと保険金不払いリスクあり)
- ロードサービス付きプランを選ぶ(通勤途中のトラブル対策)
- 「人身傷害保険」は必須(通勤中の追突事故でもしっかり補償)

5. 親の保険に入る方法と注意点
家族がすでに自動車保険に加入している場合、「親名義+子供を追加記名被保険者にする」という手法で保険料を安くできるケースがあります。
メリット:
- 年齢条件を親に合わせられ、20代以下の保険料が大幅に安くなる
- 事故歴がない親の高等級を活かせる
デメリット:
- 子供が事故を起こすと親の等級が下がる
- 等級引き継ぎができない場合がある(将来独立する際に不利)
6. カーシェアや月2〜3回しか運転しない人向けの保険
クルマは持っているけど月に数回しか乗らない、あるいはカーシェアだけで済ませるという人も増えています。そんなライトユーザーには以下の選択肢が有効です。

▼ 任意保険の代わりに使える選択肢
- タイムズカーやAnycaなどのカーシェアサービスには対人・対物・車両補償が含まれている
- 通常の任意保険加入は不要(加入していても適用外)
- レンタカー利用時は自動付帯保険付き+CDW(車両補償)でカバーされる
▼ それでも「自分のクルマ」があるなら最低限の保険を
- 年間走行距離を「3,000km以下」に設定することで保険料ダウン
- **ドライバー保険(運転者限定・他車運転特約型)**も候補に入れると月1,000円台で済むことも
*親の車で月に数回、病院まで送り迎えする時や友人との旅行で運転を交代する時など、1日限定保険なども登場しています。
❗注意点
- ドライバー保険は自分名義の車には使えない
- 月に1回でも「自家用車で通勤」するなら、専用保険のほうが無難
7. ファミリーバイク特約・車両保険などの必要性を知っておこう

● ファミリーバイク特約とは?
軽自動車に乗る若者が、原付バイクやスクーターにも乗ることは珍しくありません。その場合、親の自動車保険に「ファミリーバイク特約」を付けるだけで、本人・家族全員の原付事故リスクに備えられます。
- 年間保険料:3,000〜8,000円程度(加入者の等級・会社による)
- 対人・対物ともに補償可能(人身傷害型にすると手厚い)
ファミリーバイクの種類としては原付一種(排気量50cc以下)だけでなく、原付二種(排気量125cc以下)も対象となるため、ホンダPCXなど人気の小型車に乗る人にも向いています。

● 車両保険は付けるべき?
初めてのマイカー(軽)で迷うポイントがこれ。
状況 | 車両保険の必要性 |
---|---|
新車でローンあり | ✅ 付けるべき(全損時の残債対応) |
中古で車両価格が安い | ❌ 基本は不要(保険料の割に見返りが少ない) |
駐車場が屋外・盗難リスクあり | ⚠️ つけても良い(エコノミー型など) |
✔補足:エコノミー型とは?
- 自損事故や単独事故は補償対象外
- 対物接触・盗難・火災は補償される
- 通常型より約20〜40%保険料が安い
8. ワンランク上の節約テク:知って得する保険料ダウンの裏ワザ
若者でも意外と知られていない保険料節約テクを紹介。
✅ セカンドカー割引
- 同居の親が「11等級以上」の契約者であれば、子供の初回契約を7等級スタートにできる(通常は6等級)
- 年間で約1万円以上の差に
✅ 等級引き継ぎ
- 車を譲り受けた場合、親や兄姉の高等級(20等級)を子供に引き継げるケースあり
- 同居していることが条件
- 引き継いだ後はその名義で契約可能
✅ 特約の整理でスリム化
- 「個人賠償責任補償特約」や「弁護士費用特約」は、親の保険と被っていないか要確認
- 重複している場合は外せる → 年間3,000〜5,000円の節約に
9. 保険料が大きく下がる年齢の“壁”を理解しておく
若者にとって最も重要なのが「年齢条件」の考え方。
年齢条件別の保険料イメージ(軽自動車/6等級/全年齢補償の場合)
年齢条件 | 割増率 | 年間保険料(概算) |
---|---|---|
全年齢補償 | +100%超 | 約10.5万円〜 |
21歳以上補償 | +30%程度 | 約8万円〜 |
26歳以上補償 | 標準(基準) | 約6.5万円〜 |
🔍 ポイント
- 21歳の誕生日を迎えたらすぐに補償内容を見直すと大幅にダウン
- 中古軽+車両保険なし+21歳以上補償であれば、年7万円以下に収まるケースも多い
10. まとめ:初めての保険選びは「身の丈+将来設計」で
軽自動車は維持費も保険も安く抑えられる反面、補償内容を間違えると無駄な出費や補償漏れが発生します。
この記事のポイントまとめ:
- 初めての車所有者は「ダイレクト型保険」+「年齢条件設定」が節約の鍵
- 通勤・サンデー・カーシェアなど使用実態に応じた契約内容が重要
- ファミリーバイク特約や等級引き継ぎなど、家族の保険状況もフル活用すべき
- 年齢の壁(21歳)と等級の仕組みを理解して中長期で節約を狙おう
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マコール
車関連企業に勤務
80年代後期のローバーMINIで走行会に参加
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