車を買うときに「KINTOにするか?残クレにするか?」で迷う人、多いですよね。
どちらもトヨタが提供する仕組みですが、**仕組みの違いを理解しないと「思ったより高かった」「自由度が足りなかった」**なんて後悔することも。
本記事では、検索ニーズの多い
- 「KINTO 残クレ 違い」
- 「KINTO 残クレ 比較」
- 「残クレ KINTO どっちが得」
といった疑問を徹底解説します。
最後にどんな人がどちらを選ぶべきかフローチャートも用意しました。

- KINTOとは?
- 残クレ(残価設定型クレジット)とは?
- KINTOと残クレの基本的な違いとは?
- 口コミ・評判(ユーザーの声)
- どっちが得?(結論と向いている人)
- KINTOと残クレの違いを解説|月額の内訳・所有権・契約期間は?
- トヨタ車でKINTOと残クレを比較|月額・総支払額シミュレーション
- KINTOと残クレ、ユーザーの本音|評判・体験談まとめ
- 他社の残クレ・カーリースと比較|KINTOは本当に特別か?
- よくある質問(FAQ構造)
- KINTOと残クレ、どっちを選ぶべき?
- KINTO vs 残クレ:7つの視点で徹底比較
- 車種別・等級別 月額費用 比較一覧(2025年・税込・概算)
- 実際にあった残クレ契約でのトラブル:アルファードの場合
- KINTOはどんな人におすすめ?
- 実際にKINTOを使って感じたこと(体験談)
- まとめ:KINTOと残クレ、あなたのベストは?
KINTOとは?
まずはKINTOの概要から。
KINTOはトヨタが展開する「サブスク型カーリースサービス」です。
- 月額定額に車両代+税金+メンテナンス+任意保険込み
- 契約年数は3年・5年・7年
- 頭金なしでOK
- 解約金は原則必要
つまり、「車に関する全部込み定額プラン」というイメージ。
特に若年層や初心者ドライバーに人気です。
残クレ(残価設定型クレジット)とは?
一方、残クレは「残価設定ローン」とも呼ばれる購入方法。
- 新車価格から「数年後の下取り価格(残価)」を差し引いてローンを組む
- 毎月の支払いが抑えられる
- 任意保険・税金・メンテは自分で用意する必要あり
- 契約満了時に「返却・買い取り・再ローン」が選べる
つまり、購入型だけど支払いが軽くなるローンというイメージです。
KINTOと残クレの基本的な違いとは?
ここで気になるのは「じゃあ結局どう違うの?」という点。
以下に主要な比較ポイントをまとめました。
KINTOと残クレの比較表
- 月額費用の内訳
- 任意保険の有無
- 所有権(誰のものになるか)
- カスタムの自由度
- 契約後の柔軟性
まず最初に抑えておきたいのは、KINTOと残クレはそもそもの性質が大きく異なります。
- KINTOはトヨタが提供するクルマのサブスクリプションサービスです。月額料金に、車両代、税金、任意保険、メンテナンス費用がすべて含まれており、契約年数(3年・5年・7年)に応じて新車を選び、期間終了後に返却する仕組みです。
- 一方で残クレは、購入したい車の「将来の価値(残価)」をあらかじめ設定して、残りの金額をローンで支払っていく方式。期間終了時には車を返却するか、残価を支払って買い取るかを選べます。
つまり、KINTOは“車を借りる”感覚、残クレは“最初は借りるが、いずれ所有する可能性もある”という仕組みです。

口コミ・評判(ユーザーの声)
実際のユーザー声も参考にしてみましょう。
KINTOの口コミ
- 「任意保険込みだから若い自分でも安心」(20代男性)
- 「乗り換え時に楽すぎる!」(30代女性)
- 「月額が高く見えるが、保険代を考えると妥当」(40代男性)
残クレの口コミ
- 「月々の支払いが抑えられて助かる」(30代男性)
- 「最後に買い取りできるのが安心感ある」(40代女性)
- 「保険とメンテが別なので、思ったより出費がかさむ」(20代女性)
どっちが得?(結論と向いている人)
ここが一番気になるところですね。
- KINTOが向いている人
- 任意保険が高い若年層・初心者
- 手間を省きたい人
- 乗り換えやすさ重視
- 残クレが向いている人
- 月額コストをなるべく安く抑えたい人
- カスタムしたい人
- 「将来は買い取りたい」と考えている人
👉 つまり、「安心&楽さ」で選ぶならKINTO、「自由&安さ」で選ぶなら残クレです。
KINTOと残クレの違いを解説|月額の内訳・所有権・契約期間は?
KINTOは「月額定額サービス(リース)」、残クレは「ローン購入+将来価値据え置き」。一見似ていても、所有の仕方も費用構成もまるで別物です。
KINTOと残クレの主な違い(一覧表)
項目 | KINTO(定額制リース) | 残クレ(ローン型購入) |
---|---|---|
所有名義 | トヨタファイナンス | 利用者本人(※所有権留保) |
任意保険 | 月額に込み(全年齢対応) | 別途自分で加入が必要 |
車検・メンテ費 | 全込み | 自費、またはパック加入 |
カスタム | 不可(返却時ノーマル必須) | 原則自由 |
中途解約 | 原則不可(違約金あり) | 可(精算条件あり) |
契約期間 | 3年〜7年(固定) | 最短3年〜5年 |
残価精算 | 基本なし(返却終了) | 精算または買取を選べる |
トヨタ車でKINTOと残クレを比較|月額・総支払額シミュレーション
KINTOの魅力は、「全部コミコミ」でも明朗会計で、手間もかからないこと。一方、残クレは保険などを別途手配する必要があり、自分の使い方によって総額が変動します。
ヤリスクロス Z(ガソリン)で比較(3年契約)
内容 | KINTO | 残クレ |
---|---|---|
月額費用 | 約41,000円(税込) | 約29,000円(ローンのみ) |
任意保険 | 含まれる(全年齢対応) | 約8,000円(20代想定) |
メンテナンス | 含まれる | 年2〜3万円想定 |
合計月額 | 約41,000円 | 約37,000円相当 |
総支払額 | 約147万円(3年) | 約133万円+α(任意保険等) |
KINTOは「保険に入れない若年層」や「車に詳しくない人」に圧倒的に向いている。
一方で、コストを最小限に抑えたい人やカスタム好きには残クレの方が選ばれています。
KINTOと残クレ、ユーザーの本音|評判・体験談まとめ
KINTOの評判
ポジティブ
- 「任意保険が最初から入ってるのがありがたい。若い自分には助かる」
- 「税金や点検、全ておまかせで楽すぎる」
ネガティブ
- 「中途解約ができないのが不安だった」
- 「思ったより高く感じる。買った方が安い?」
残クレの評判
ポジティブ
- 「月々の支払いが抑えられて、ワンランク上の車にも手が届いた」
- 「最後に買い取るか返すか選べるのが柔軟」
ネガティブ
- 「走行距離や傷に気を使って疲れる」
- 「任意保険が高くて予想外だった」
他社の残クレ・カーリースと比較|KINTOは本当に特別か?
項目 | トヨタ KINTO | 日産カーリース | ホンダ 残クレ |
---|---|---|---|
任意保険 | 含まれる | 含まれない | 含まれない |
中途解約 | 原則不可 | 一部条件で可能 | 基本可 |
車両グレード選択 | 豊富(Z中心) | 限定グレードが多い | 基本グレード中心 |
カスタム対応 | NG | 一部条件で可能 | OK(ローン扱い) |
よくある質問(FAQ構造)
Q1. KINTOと残クレ、どっちがお得?
A. 任意保険込みで考えるならKINTOが得な場合も多いです。ただし、自由に使いたい人や車に詳しい人には残クレが向いています。
Q2. 残クレの方が安いのに、なぜKINTOを選ぶ人が多いの?
A. 保険や税金、点検を丸投げできる安心感が大きいからです。特に20代・初心者に人気。
Q3. 途中解約や乗り換えはできる?
A. KINTOは原則不可(例外あり)。残クレは精算すれば可能。
Q4. カスタムしたい場合はどちらがいい?
A. 残クレです。KINTOはリースのため改造NG。
KINTOと残クレ、どっちを選ぶべき?
- 車に詳しくない初心者や若年層 → KINTOがおすすめ
- 自由なカーライフやカスタムを楽しみたい → 残クレが向いている
- 「どっちが得か」ではなく、「どっちが自分に合うか」で選ぶべき。
最終的には、生活スタイル・価値観・予算に合った方を選ぶのが正解です。
KINTO vs 残クレ:7つの視点で徹底比較
1. 月額費用の中身が違う
KINTOの月額費用には、自動車税、重量税、自賠責保険、任意保険、定期点検・車検、オイル交換などの基本的な維持費がすべて含まれています。これにより、月ごとの出費が一定になり、急な支出が発生する心配がありません。
残クレの場合は、月額支払額はKINTOより一見安く見えますが、実際には任意保険や点検、税金などはすべて別。つまり「自分で手配・支払いする必要がある」ため、手間もコストも見えにくいという難点があります。
2. 任意保険の違い
KINTOでは任意保険が標準装備です。しかも全年齢対象で、事故対応もトヨタが一括管理。保険料の変動に悩まされることもありません。
一方、残クレは保険の加入先を自分で探す必要があり、年齢・等級・車種によって保険料は大きく上下します。特に20代の若年層はKINTOの方がトータルで割安になるケースが多く見られます。
3. 契約期間と途中解約の柔軟性
KINTOは契約期間を3年・5年・7年から選択でき、途中解約も一定の条件を満たせば可能です。ライフスタイルの変化(転勤、結婚、出産など)に柔軟に対応できるのが魅力です。
残クレは契約期間中の途中解約が難しく、途中で解約する場合は残債の一括精算が必要になることもあります。
4. 契約終了後の選択肢
KINTOは契約終了後、車を返却するのが基本です。車を所有することはできませんが、その分、常に新車を乗り継ぐことができます。
残クレは、契約満了時に「返却」「残価支払いで買い取り」「再ローン」の選択ができます。車を資産として持ちたい、という人には残クレの方が魅力的に感じられるでしょう。
5. 故障や事故時の対応
KINTOは保険付きのため、事故時の修理費用や代車手配などもトヨタが対応。ユーザーが直接交渉する必要はありません。
残クレでは、事故修理や保険対応はすべて自己責任。さらに事故歴が残ると、満了時の査定に影響が出て残価精算のリスクも高まります。
6. カスタムの自由度
KINTOは基本的にカスタム不可です。返却時は納車時と同じ状態で戻す必要があります。車にこだわりがある人には物足りなく感じることも。
残クレは、自分の所有前提であればある程度のカスタムは可能。ただし、返却時に査定減額されることもあるため注意が必要です。

7. 審査と申し込みの手間
KINTOはすべてWEBで完結。必要書類も少なく、審査もスピーディーです。
残クレはディーラーを介して契約するため、手続きや説明が煩雑になりがちです。また金利や契約条件も店舗によって差が出ることがあります。

車種別・等級別 月額費用 比較一覧(2025年・税込・概算)
ここでは、ヤリス、ハリアー、アルファードを代表的な任意保険に加入した場合の概算額を算出してみました。
KINTOのみが任意保険料が込みですが、等級、居住地域、オプションサービスなどでも金額が変わっていきますので、参考程度に。
🔹 ヤリス(1.5L Gグレード相当)
方式 | 新規(20代) | 14等級(30〜40代) | 20等級(優良ドライバー) |
---|---|---|---|
KINTO | 30,000円(保険込) | 30,000円 | 30,000円 |
SOMPOで乗ーる | 約24,000円(車両+メンテ)+2,700円保険 =26,700円 | +2,100円保険 → 26,100円 | +1,800円保険 → 25,800円 |
残クレ | 約23,000円+保険料 =25,700円 | 25,100円 | 24,800円 |
リース(一般) | 約26,000円+保険料 =28,700円 | 28,100円 | 27,800円 |
🔹 ハリアー(ガソリン Zグレード相当)
方式 | 新規(20代) | 14等級(30〜40代) | 20等級(優良ドライバー) |
---|---|---|---|
KINTO | 62,700円(保険込) | 62,700円 | 62,700円 |
SOMPOで乗ーる | 約48,000円+3,300円保険 =51,300円 | +2,800円保険 → 50,800円 | +2,300円保険 → 50,300円 |
残クレ | 約47,000円+保険料 =50,300円 | 49,800円 | 49,300円 |
リース(一般) | 約52,000円+保険料 =55,300円 | 54,800円 | 54,300円 |
🔹 アルファード(Zグレード相当・FF)
方式 | 新規(20代) | 14等級(30〜40代) | 20等級(優良ドライバー) |
---|---|---|---|
KINTO | 約80,000円(保険込) | 80,000円 | 80,000円 |
SOMPOで乗ーる | 約70,000円+5,500円保険 =75,500円 | +4,600円 → 74,600円 | +3,750円 → 73,750円 |
残クレ | 約72,000円+保険料 =77,500円 | 76,600円 | 75,750円 |
リース(一般) | 約78,000円+保険料 =83,500円 | 82,600円 | 81,750円 |
実際にあった残クレ契約でのトラブル:アルファードの場合

実際に「アルファードを残クレ」で契約したユーザーの中には、契約時に説明されなかった点や、契約満了時に発生したトラブルに悩まされたという声もあります。
あるユーザーは、アルファードの残クレを5年契約で組んでおり、当初は「満了後は車を返却すればOK」と思っていました。しかし実際には、日常使用による軽微な擦り傷や内装の使用感が査定でマイナス評価となり、追加で数十万円の請求が発生。
また、社外アルミホイールやナビへの交換も「改造扱い」とされ、減額対象になったというケースもあります。
さらに、事故歴がある場合は残価保証が効かないため、満了時に一括で差額請求を受ける可能性もあります。結果的に「購入した方が安かった」という感想を持つ人も少なくありません。
残クレは契約時点での取り決めがすべてを左右するため、「細かい規約を読み込む」「査定基準を確認する」ことが非常に重要です。
KINTOはどんな人におすすめ?
上記の比較を踏まえると、以下のような方にはKINTOがおすすめです。
- 車の維持費や手間を極力減らしたい人
- 初めての車購入で何が必要かわからない人
- 年齢的に任意保険が高くついてしまう人(特に20〜30代)
- 転勤やライフスタイルの変化が多い人
- 常に新しい車に乗りたい人
逆に、
- 車を資産として保有したい人
- 長期間乗る前提でローンを組みたい人
- 自由にカスタムしたい人 には残クレの方が向いているケースもあります。
実際にKINTOを使って感じたこと(体験談)
筆者自身、KINTOを選んだのは「保険の手配が面倒だったから」というのが最大の理由でした。20代で任意保険が非常に高額だったため、それが月額コミコミになっているKINTOのコストパフォーマンスは非常に魅力的でした。
また、ある日軽い事故を起こした際も、KINTOの事故サポートセンターに連絡を入れるだけで、レッカー・修理・保険処理までトヨタが一括して対応してくれました。普通なら事故処理のたびに何度も連絡や交渉が必要になりますが、KINTOではそれが一切不要。これには本当に助けられました。

まとめ:KINTOと残クレ、あなたのベストは?
KINTOと残クレは、いずれも魅力的な選択肢ですが、それぞれの仕組みと特性を理解することで、あなたにとって最適な選択が見えてきます。
維持費・手間・保険・事故対応といったトータルの安心感では、KINTOが圧倒的に優位です。
車はただの移動手段ではなく、安心や自由を得るためのツール。だからこそ、単純な金額の安さではなく、「自分の生活スタイルに合うかどうか」で選んでください。
- 楽に乗りたい → KINTO
- 自由度とコスト重視 → 残クレ
最終的に「どっちが得か」は人によって違うのが結論です。
だからこそ、実際の条件でシミュレーションするのが一番確実。
マコール
車関連企業に勤務
80年代後期のローバーMINIで走行会に参加
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