「良い車なのに売れていない」──そんなコンパクトカーが、実は今、最もお買い得な選択肢になっているんです。
不人気車には大きな3つのメリットがあります。新車なら30万円〜50万円の大幅値引きが期待でき、中古車なら同じ予算でワンランク上の装備や年式を手に入れることができます。さらに、競合が少ないため良質な個体が残っている確率が高いのも魅力です。
この記事では、2025年最新の値引き相場、中古価格帯、そして各車種の良い点・残念な点を徹底的に比較。「なぜ不人気なのか?」「本当に買って後悔しないのか?」という疑問に、実際の購入者インタビューや具体的なデータで答えます。
賢く車を選びたいあなたに、不人気だからこそ光る”隠れた名車”を7台厳選してご紹介します。
不人気コンパクトカーとは?定義と選び方の基準

不人気でも性能が良い車の特徴
「不人気」と聞くと、つい「欠陥があるのでは?」と不安になりますよね。でも実は、不人気と品質は全く別問題なんです。
性能が良いのに不人気な車には、こんな共通点があります。
- エンジンや足回りなどの基本性能は一級品
- 安全装備が充実している(衝突回避支援、車線維持支援など)
- 燃費性能が優秀(ハイブリッドや先進技術搭載)
- 室内空間が広く実用的
- 信頼性の高いメーカー製(トヨタ、ホンダ、マツダなど)
つまり、「走る・曲がる・止まる」という車の本質的な部分では、人気車に全く劣らないんです。むしろ、メーカーが技術を注ぎ込んだのに売れなかった車ほど、”隠れた名車”になる可能性が高いと言えます。
不人気になる理由トップ5
では、なぜ良い車が不人気になってしまうのでしょうか?主な理由を5つ挙げます。
1. デザインが保守的すぎる、または個性的すぎる 万人受けしないデザインは、どんなに性能が良くても敬遠されがち。特に「若者向け」を狙いすぎた奇抜なデザインや、逆に「地味すぎる」デザインは不人気の要因になります。
2. マーケティング・宣伝不足 CMや広告が少ないと、そもそも存在を知られません。良い車でも「知名度がない = 選択肢に入らない」という残念な結果に。
3. ライバル車が強すぎる 同じ価格帯に、トヨタのアクアやホンダのフィットなど「圧倒的人気車」がいると、どうしても影が薄くなります。性能差がなくても、ブランド力で負けてしまうんです。
4. モデルチェンジ直前・直後のタイミング 新型が出る直前の現行モデルや、新型が出た直後の旧型は、一時的に不人気になります。でも性能自体は変わらないので、狙い目なんです。
5. ネーミングやブランドイメージの失敗 車名が覚えにくい、あるいはメーカーのイメージと合わない、といったネーミングの失敗も意外と大きな要因です。
新車と中古車どちらで買うべきか?
不人気コンパクトカーを狙うなら、新車・中古車どちらが得なのでしょうか?それぞれのメリットを比較してみましょう。
比較項目 | 新車 | 中古車 |
---|---|---|
値引き額 | 30万円〜50万円も可能 | 値引きはほぼなし |
価格 | 定価から値引き後の価格 | 50万円〜150万円で状態の良い車も |
保証 | メーカー保証3年/5年 | 販売店保証(3ヶ月〜1年) |
装備 | 最新の安全装備 | 年式により装備差あり |
状態 | 新品 | 走行距離・使用状態による |
おすすめの人 | 長く乗りたい、保証重視 | 予算重視、短期で乗り換え |
新車がおすすめな人:
- 最新の安全装備が欲しい
- メーカー保証で安心したい
- 10年以上長く乗る予定
- 値引き交渉が得意、または苦にならない
中古車がおすすめな人:
- 予算を50万円〜100万円に抑えたい
- 3〜5年で乗り換える予定
- 少しでも年式の新しい車を手に入れたい
- 走行距離3万km以下の良質な個体を探せる自信がある
一般的に、**新車は決算期(3月・9月)、中古車は年式落ちの直後(1月〜2月)**が最もお買い得です。
【2025年最新】お買い得な不人気コンパクトカー7選
ここからは、性能は確かなのに不人気でお買い得な、コンパクトカー7台を徹底比較していきます。それぞれの新車値引き相場、中古価格帯、良い点・残念な点を詳しく見ていきましょう。
①マツダ MAZDA2(旧デミオ)

基本スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
新車価格 | 159.3万円〜261.8万円 |
燃費(WLTCモード) | 18.1km/L〜25.2km/L |
全長×全幅×全高 | 4,065×1,695×1,525mm |
エンジン | 1.5L直4ガソリン/1.5Lディーゼル |
安全装備 | i-ACTIVSENSE(全車標準) |
新車値引き相場:20万円〜35万円
MAZDA2は、決算期なら30万円以上の値引きが期待できます。特にディーゼルモデルは値引き額が大きい傾向にあります。
中古価格帯
- 50万円台: 2015〜2017年式、走行距離5万km前後
- 100万円台: 2019〜2021年式、走行距離3万km以下
- 150万円台: 2022年式以降、ほぼ新古車レベル
良い点(こんなに優秀なのに!)
- 走りの質が高い – マツダの「人馬一体」思想が詰まった、ハンドリングの良さ
- ディーゼルエンジンの燃費 – 軽油で走れて燃料費が安い(ガソリンより約20円/L安い)
- 内装の質感 – 同価格帯では圧倒的に上質な素材とデザイン
- 静粛性 – 遮音材が十分に入っており、高速道路でも静か
- 安全装備充実 – i-ACTIVSENSEが全車標準装備
残念な点(ここが不人気の理由)
- 後席が狭い – 大人4人でのロングドライブは厳しい
- 荷室が小さい – ライバルのフィットやアクアより荷物が積めない
- 知名度がいまいち – 「デミオ」から「MAZDA2」への改名で認知度が下がった
- 乗り心地がやや硬め – スポーティーな味付けで、人によっては疲れる
こんな人におすすめ
- 走りの質を重視する人
- 1〜2人乗りがメイン、たまに後席を使う程度
- ガソリンより軽油で維持費を抑えたい人
- 内装の質感にこだわりたい人
②ホンダ フィット(3代目:2013〜2020年)

基本スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
新車価格(当時) | 129.8万円〜236.7万円 |
燃費(JC08モード) | 19.0km/L〜37.2km/L(ハイブリッド) |
全長×全幅×全高 | 3,990×1,695×1,525mm |
エンジン | 1.3L/1.5L直4ガソリン、ハイブリッド |
安全装備 | Honda SENSING(後期型のみ) |
新車値引き相場:在庫限りで40万円以上も
現在は4代目が主流のため、3代目の新車在庫があれば大幅値引きのチャンス。ただし在庫が少ないため、中古車狙いが現実的です。
中古価格帯
- 50万円台: 2014〜2016年式、走行距離5〜7万km
- 100万円台: 2017〜2019年式、走行距離3万km前後、ハイブリッドも選べる
- 150万円台: 2019〜2020年式、Honda SENSING付き、走行距離1万km台
良い点(こんなに優秀なのに!)
- 圧倒的な室内空間 – 「センタータンクレイアウト」で床が低く、広々
- 荷室のアレンジ自在 – シートアレンジが多彩で、大きな荷物も楽々
- ハイブリッドの燃費 – 30km/L超えで、アクアと互角
- 視界が良い – Aピラーが細く、運転しやすい
- 故障が少ない – ホンダの信頼性で、中古でも安心
残念な点(ここが不人気の理由)
- デザインが地味 – 特に3代目は「普通すぎる」との声
- 乗り心地がやや固め – スポーツサスペンションで、街乗りには硬い
- 4代目の登場 – 新型が出たことで、旧型の中古価格が急落
- CVTのフィーリング – 加速時のエンジン音が気になるとの声も
こんな人におすすめ
- とにかく室内が広い車が欲しい
- 荷物をたくさん積む機会が多い
- ハイブリッドで燃費を抑えたい
- 100万円以下で状態の良いコンパクトカーを探している
③トヨタ アクア(初代:2011〜2021年)

基本スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
新車価格(当時) | 178.5万円〜259.4万円 |
燃費(JC08モード) | 33.8km/L〜38.0km/L |
全長×全幅×全高 | 4,050×1,695×1,455mm |
エンジン | 1.5Lハイブリッド |
安全装備 | Toyota Safety Sense(後期型) |
新車値引き相場:新型登場により在庫処分で50万円も
2021年に2代目が登場したため、初代の在庫があれば大幅値引きの可能性大。ただし新車在庫はほぼ残っていません。
中古価格帯
- 50万円台: 2012〜2015年式、走行距離6〜8万km
- 100万円台: 2017〜2019年式、走行距離3〜5万km
- 150万円台: 2020〜2021年式、走行距離1〜2万km、Toyota Safety Sense付き
良い点(こんなに優秀なのに!)
- 圧倒的な燃費 – 30km/L超えは当たり前、満タンで1,000km走行も可能
- ハイブリッドの信頼性 – プリウスと同じシステムで、故障が少ない
- リセールバリュー – 不人気とはいえ、トヨタブランドで下取りは安定
- 静粛性 – ハイブリッドならではの静かな走り
- 維持費の安さ – 燃費が良く、壊れにくいので長期的にお得
残念な点(ここが不人気の理由)
- デザインが古臭い – 初代は10年前のデザインで、今見ると古い
- 内装の質感 – プラスチック感が強く、安っぽい印象
- 乗り心地 – 燃費重視で硬めのサスペンション
- 後席の狭さ – 頭上空間が狭く、大人は窮屈
- 2代目の登場 – 新型が出たことで旧型の価値が下落
こんな人におすすめ
- とにかく燃費を最優先したい
- 通勤や街乗りがメイン
- トヨタブランドの信頼性が欲しい
- 50万円〜100万円で燃費の良いハイブリッドを探している
④日産 ノート(2代目:2012〜2020年)

基本スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
新車価格(当時) | 139.9万円〜246.4万円 |
燃費(JC08モード) | 18.2km/L〜37.2km/L(e-POWER) |
全長×全幅×全高 | 4,100×1,695×1,525mm |
エンジン | 1.2L直3ガソリン、e-POWER(シリーズハイブリッド) |
安全装備 | インテリジェント エマージェンシーブレーキ |
新車値引き相場:在庫限りで35万円〜45万円
3代目が主流の今、2代目の在庫があれば大幅値引き可能。特にe-POWERは値引き額が大きい傾向です。
中古価格帯
- 50万円台: 2013〜2015年式、走行距離6万km前後
- 100万円台: 2017〜2019年式、e-POWER、走行距離3〜4万km
- 150万円台: 2019〜2020年式、e-POWER、走行距離1〜2万km
良い点(こんなに優秀なのに!)
- e-POWERの走行フィーリング – エンジンは発電のみ、モーター駆動で力強い加速
- ワンペダル走行 – アクセルだけで加減速、運転が楽
- 燃費の良さ – e-POWERなら30km/L超え
- 室内の広さ – 同クラストップレベルの室内空間
- 静粛性 – エンジン音が気にならず、静か
残念な点(ここが不人気の理由)
- デザインの地味さ – 特に前期型は「普通」すぎる
- 内装の質感 – プラスチック感が強く、チープ
- e-POWERの価格 – 新車時はガソリン車より40万円高かった
- 3代目の登場 – 新型が出たことで旧型の価値が下落
- リセールバリュー – 日産車全般の傾向として、リセールが低い
こんな人におすすめ
- モーター駆動の力強い走りを体験したい
- 街乗りでストップ&ゴーが多い
- ワンペダル走行に興味がある
- 100万円前後でe-POWERを手に入れたい
⑤スズキ スイフト

基本スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
新車価格 | 153.8万円〜210.1万円 |
燃費(WLTCモード) | 19.6km/L〜21.8km/L |
全長×全幅×全高 | 3,855×1,695×1,500mm |
エンジン | 1.2L直4ガソリン、マイルドハイブリッド |
安全装備 | スズキ セーフティ サポート |
新車値引き相場:15万円〜25万円
スズキ車は元々値引き額が控えめですが、決算期なら20万円以上も可能です。
中古価格帯
- 50万円台: 2017〜2018年式、走行距離5〜6万km
- 100万円台: 2019〜2021年式、走行距離3万km以下
- 150万円台: 2022年式以降、ほぼ新古車
良い点(こんなに優秀なのに!)
- 軽快な走り – 軽量ボディで、キビキビとした走行性能
- コンパクトなサイズ – 全長3,855mmで、狭い道や駐車場も楽々
- マイルドハイブリッド – 燃費と走りを両立
- スポーティなデザイン – 欧州車を思わせるスタイリッシュな外観
- 価格の安さ – 同クラスのトヨタ・ホンダより20万円以上安い
残念な点(ここが不人気の理由)
- ブランドイメージ – 「スズキ = 軽自動車」のイメージで、普通車は影が薄い
- 後席の狭さ – 大人4人だと窮屈
- 静粛性 – 遮音材が少なく、ロードノイズが気になる
- リセールバリュー – スズキ車は全般的に下取り価格が低め
- 知名度の低さ – CMが少なく、存在を知られていない
こんな人におすすめ
- 街乗りメイン、機敏な走りを楽しみたい
- 狭い道や駐車場でも取り回しの良い車が欲しい
- 予算を150万円以下に抑えたい
- スポーティなデザインが好み
⑥三菱 ミラージュ

基本スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
新車価格 | 138.3万円〜159.9万円 |
燃費(WLTCモード) | 17.0km/L〜21.0km/L |
全長×全幅×全高 | 3,795×1,665×1,505mm |
エンジン | 1.2L直3ガソリン |
安全装備 | e-Assist(衝突被害軽減ブレーキなど) |
新車値引き相場:20万円〜30万円
三菱車は値引き交渉の余地が大きく、タイミングによっては30万円以上も可能です。
中古価格帯
- 30万円台: 2012〜2015年式、走行距離7〜10万km
- 60万円台: 2016〜2018年式、走行距離5万km前後
- 100万円台: 2019年式以降、走行距離2万km以下
良い点(こんなに優秀なのに!)
- とにかく安い – 新車で140万円台、中古なら30万円台から
- コンパクトで運転しやすい – 全長3,795mmで、初心者や高齢者にも最適
- 燃費が良い – 20km/L前後で、維持費が安い
- 故障が少ない – シンプルな構造で、壊れにくい
- タイで生産 – 実は日本より東南アジアで人気の車
残念な点(ここが不人気の理由)
- デザインが古い – 2012年発売で、基本設計が古臭い
- 内装がチープ – プラスチック感全開で、質感は期待できない
- 走行性能がいまいち – パワー不足で、高速道路は苦手
- ブランドイメージ – 三菱車の不祥事イメージが影響
- リセールバリュー最低クラス – 下取り価格はほぼゼロに近い
こんな人におすすめ
- とにかく安く車を手に入れたい
- 通勤や買い物など、近距離移動がメイン
- 初心者や高齢者で、小さくて運転しやすい車が良い
- リセールは気にせず、乗りつぶす予定
⑦トヨタ ルーミー/タンク(統合前)

基本スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
新車価格 | 155.6万円〜210.0万円 |
燃費(WLTCモード) | 16.8km/L〜18.4km/L |
全長×全幅×全高 | 3,700×1,670×1,735mm |
エンジン | 1.0L直3ターボ |
安全装備 | スマートアシスト |
新車値引き相場:25万円〜40万円
トヨタ車としては値引き額が大きめ。特にタンク(統合により消滅)は在庫処分で大幅値引きのチャンスがありました。
中古価格帯
- 80万円台: 2016〜2018年式、走行距離5万km前後
- 120万円台: 2019〜2020年式、走行距離3万km以下
- 160万円台: 2021年式以降、走行距離1万km台
良い点(こんなに優秀なのに!)
- 広い室内 – 全高1,735mmで、天井が高く開放的
- スライドドア – 子育て世代に便利
- コンパクトなボディ – 全長3,700mmで取り回しが良い
- ターボエンジン – 1.0Lながら力強い加速
- トヨタの信頼性 – ダイハツOEMだが、品質は安心
残念な点(ここが不人気の理由)
- 燃費がいまいち – ハイブリッドなしで、16km/L程度
- 走行性能 – 背が高く、カーブで揺れる
- タンクの消滅 – 2020年にルーミーに統合され、タンクは消滅
- 中途半端なサイズ – 軽ハイトワゴンの方が税金が安い
- ダイハツOEM – 「トヨタ製じゃない」と思われがち
こんな人におすすめ
- 小さい子供がいて、スライドドアが必須
- コンパクトだけど、室内は広い車が欲しい
- 軽自動車では不安、でも大きな車は運転できない
- 100万円台でスライドドア付きコンパクトを探している
新車購入時の値引き交渉術
不人気車だからこそ、値引き交渉の余地は大きい!ここでは、実際に30万円以上の値引きを引き出す交渉術をご紹介します。
不人気車の値引き相場一覧表
車種 | 通常期の値引き相場 | 決算期の値引き相場 |
---|---|---|
MAZDA2 | 15万円〜25万円 | 25万円〜35万円 |
フィット(3代目在庫) | 30万円〜40万円 | 40万円〜50万円 |
アクア(初代在庫) | 35万円〜45万円 | 45万円〜55万円 |
ノート(2代目在庫) | 25万円〜35万円 | 35万円〜45万円 |
スイフト | 10万円〜20万円 | 15万円〜25万円 |
ミラージュ | 15万円〜25万円 | 20万円〜30万円 |
ルーミー | 20万円〜30万円 | 25万円〜40万円 |
※オプション値引きを含む総額での値引き相場です。グレードや地域、販売店によって異なります。
ディーラーでの交渉実例
実例1:MAZDA2を32万円値引きで購入した30代男性の場合
「最初は『値引きは15万円まで』と言われました。でも諦めず、以下の3つを実践しました」
- 競合車の見積もりを取得 – スイフトとフィットの見積もりを見せた
- 決算期(3月)を狙った – 「今月中なら決める」と伝えた
- オプションをまとめて交渉 – ナビ・ETC・ドラレコをセットで値引き依頼
結果:車両本体20万円 + オプション12万円 = 合計32万円の値引きに成功!
実例2:ミラージュを25万円値引きで購入した50代女性の場合
「元々安い車なので、値引きは期待していませんでした。でも試しに交渉してみたら…」
- 現金一括払いを提案 – ローンより有利な条件を引き出せる
- 下取り車なしを強調 – 「下取りの手間がない分、値引きを」と交渉
- 複数の三菱販売店を回った – A店15万円 → B店20万円 → C店25万円
結果:車両本体18万円 + オプション7万円 = 合計25万円の値引き達成!
決算期・年度末を狙うべき理由
ディーラーには「絶対に売りたい時期」があります。それが以下の3つの決算期です。
1. 3月の本決算期(最強)
- 1年間の売上が確定する最重要時期
- ノルマ達成のため、多少の赤字でも販売したい
- 値引き額:通常期の1.5〜2倍
2. 9月の中間決算期
- 半期の成績が確定する重要時期
- 3月には劣るが、値引き交渉の余地は大きい
- 値引き額:通常期の1.2〜1.5倍
3. 12月のボーナス商戦期
- 年内登録を狙った販売強化月
- 在庫処分も兼ねるため、狙い目
- 値引き額:通常期の1.2〜1.3倍
交渉のコツ:月末の最終週が勝負!
特に決算月の最終週(3月下旬、9月下旬)は、営業マンも必死です。「今月中に登録したい」と伝えるだけで、値引き額が跳ね上がることも。ただし、登録手続きに1週間程度かかるため、遅くとも月末の10日前には商談を始めましょう。
中古車で狙うべきポイント
不人気コンパクトカーを中古で買うなら、価格だけでなく「状態の良さ」が最重要。ここでは、お買い得な個体を見極めるポイントをご紹介します。
価格帯別おすすめ(50万円/100万円/150万円)
【予算50万円】掘り出し物を見つける戦略
この価格帯では、走行距離5〜8万kmの2014〜2017年式が中心です。
狙い目車種TOP3:
- ホンダ フィット – 2015年式、走行距離6万km前後
- トヨタ アクア – 2014年式、走行距離7万km前後
- 三菱 ミラージュ – 2017年式、走行距離5万km前後
チェックポイント:
- 修復歴なし(絶対条件)
- 1オーナー車が理想(大切に乗られている可能性が高い)
- 禁煙車(タバコ臭は落ちにくい)
- 点検記録簿がある(メンテナンス履歴が分かる)
避けるべき個体:
- 事故歴あり、修復歴あり
- 走行距離10万km以上(エンジン・足回りの劣化リスク)
- 年式が古すぎる(2012年以前は避けたい)
【予算100万円】バランス重視の選択
この価格帯では、走行距離3〜5万kmの2017〜2020年式が狙い目です。
狙い目車種TOP3:
- 日産 ノート e-POWER – 2018年式、走行距離3万km前後
- マツダ MAZDA2 – 2019年式、走行距離4万km前後
- ホンダ フィット ハイブリッド – 2018年式、走行距離3万km前後
チェックポイント:
- ハイブリッドモデルを選ぶ(燃費の良さと走行の静かさ)
- 安全装備の有無(自動ブレーキ、車線維持支援など)
- ナビ・ETC標準装備(後付けすると高くつく)
- ディーラー認定中古車がおすすめ(保証が厚い)
お得な裏技: 登録済未使用車(新古車)を探す!走行距離100km以下で、新車同様の状態なのに、新車より20〜30万円安いことも。
【予算150万円】ほぼ新車レベルの品質
この価格帯では、走行距離1〜2万kmの2021〜2023年式が手に入ります。
狙い目車種TOP3:
- マツダ MAZDA2 ディーゼル – 2022年式、走行距離1万km以下
- スズキ スイフト ハイブリッド – 2022年式、走行距離1万km台
- トヨタ ルーミー – 2021年式、走行距離2万km以下
チェックポイント:
- メーカー保証が残っているか(新車保証3年が理想)
- 最新の安全装備搭載(2021年以降は装備が充実)
- ディーラー試乗車落ちを狙う(点検整備がしっかりしている)
新車と比較して決めるべき: 150万円出せるなら、新車の値引きと比較検討を。決算期に新車を大幅値引きで買った方が、トータルでお得な場合もあります。
走行距離と年式の見極め方
中古車選びで最も重要な「走行距離」と「年式」のバランス。一般的に、年間走行距離1万kmが目安とされています。
理想的な走行距離の目安:
年式 | 理想の走行距離 | 許容範囲 |
---|---|---|
2023年式 | 〜1万km | 〜2万km |
2021年式 | 〜3万km | 〜5万km |
2019年式 | 〜5万km | 〜7万km |
2017年式 | 〜7万km | 〜9万km |
2015年式 | 〜9万km | 〜11万km |
走行距離が少なすぎる車にも注意!
例えば、2015年式で走行距離1万kmという車は、一見お買い得に見えますが要注意です。
- 長期間放置されていた可能性 – バッテリー劣化、ゴム部品の硬化
- メーター改ざんの可能性 – 悪質業者の手口
- 事故車の可能性 – 修理後、ほとんど乗られていない
逆に「2019年式で走行距離10万km」という車は、営業車などで高速道路をよく走っていたケース。エンジンは調子が良いことも多いですが、内装のヘタリや足回りの消耗に注意が必要です。
修復歴なしの良質車両の探し方
中古車選びで絶対に避けたいのが「修復歴あり」の車。修復歴とは、車の骨格部分(フレーム)を修理した履歴のことです。
修復歴車のリスク:
- 真っ直ぐ進まない
- 異音がする
- 雨漏りする
- 将来的に再売却が困難(走行や安全装備に影響がない軽微な修復個体なら乗りつぶす車としては○)
良質車両を見極める5つのチェックポイント:
1. 車両検査証明書を確認
- グー鑑定、AIS、JAAA評価などの第三者機関の検査証明
- 修復歴の有無が明記されている
2. 外装のチェック
- ボンネット・ドア・トランクの隙間が均等か
- 塗装の色ムラがないか
- ヘッドライトの左右の色が同じか(交換歴がないか)
3. 内装のチェック
- エアバッグ展開の形跡がないか(ハンドル中央、助手席前)
- シートベルトが正常に巻き取るか
- 異臭がないか(水没車は独特の臭いがする)
4. エンジンルームのチェック
- オイル漏れの形跡がないか
- ボルトに交換の形跡がないか(新品のボルトと古いボルトが混在)
- バッテリーの製造年月日(交換タイミングを推測できる)
5. 試乗で確認
- 真っ直ぐ走るか(ハンドルから手を離しても流れない)
- 変な音がしないか(異音、振動)
- ブレーキの効きは正常か
おすすめの中古車検索サイト:
- カーセンサー – 掲載台数が最多、詳細検索が便利
- グーネット – 鑑定付き車両が豊富
- ガリバー – 認定中古車で保証が厚い
- ネクステージ – 修復歴なし車両のみ扱う
不人気コンパクトカーをお得に購入する3つの方法
良質な不人気車を、さらにお得に手に入れる裏技を3つご紹介します。
方法1:複数の新車ディーラーで相見積もり
同じメーカーでも、販売店が違えば値引き額が変わります。これは、ディーラーが独立経営だからです。
相見積もりの手順:
ステップ1:ネットで3店舗に見積もり依頼
- 同じ車種・グレード・オプションで依頼
- 「他店でも検討中」と明記
ステップ2:一番安い店舗の見積もりを他店に見せる
- 「A店では○○万円引きと言われた」と伝える
- 競争心を刺激する
ステップ3:最終決定前にもう一押し
- 「あと○万円引いてくれたら即決します」
- 営業マンに上司と相談させる
実例:マツダ MAZDA2の場合
- A店:15万円引き
- B店:20万円引き
- C店:「B店の見積もりを見せて」→ 25万円引き
- B店に戻って交渉 → 最終的に28万円引きに成功!
方法2:信頼できる中古車検索サイトの活用
中古車は「情報戦」です。掲載されたばかりの良質車両を、いかに早く見つけるかが勝負。
効率的な検索テクニック:
1. メール通知機能を活用
- カーセンサー、グーネットの「新着通知」に登録
- 条件に合う車が出たら即座にメールが届く
2. 「修復歴なし」「禁煙車」で絞り込み
- 最低限のフィルターをかける
- 掲載台数が多すぎて探せない場合に有効
3. 複数サイトで同じ車両を比較
- 同じ車両が複数サイトに掲載されていることも
- 価格交渉の材料にする
4. 「支払総額」で比較する
- 車両本体価格だけでなく、諸費用込みの総額で判断
- 「本体価格激安!」でも、諸費用が高額なケースも
おすすめ検索条件例(50万円で探す場合):
・車種:フィット、アクア、ノート
・年式:2015年〜2018年
・走行距離:3万km〜7万km
・修復歴:なし
・車検:残あり
・地域:自宅から50km以内
・支払総額:50万円以下
方法3:未使用車(新古車)を狙う
未使用車とは、ディーラーが登録だけして、ほとんど走行していない車のこと。新車同様なのに、新車より20〜40万円安いお買い得車両です。
未使用車が生まれる理由:
- ディーラーのノルマ達成のため、自社登録
- 試乗車として登録したが、ほとんど使わなかった
- キャンセル車(お客様都合でキャンセルされた車)
未使用車のメリット:
- 新車より安い – 20〜40万円の価格差
- すぐ納車 – 新車は3ヶ月待ちでも、未使用車なら1週間
- 新車同様の状態 – 走行距離100km以下
- メーカー保証が残る – 新車保証の継承が可能
未使用車のデメリット:
- グレード・色が選べない – 在庫限り
- 人気車種は少ない – 不人気車だからこそ未使用車が多い
- 完全新車ではない – 登録済みのため、車検が短い
未使用車を探すコツ:
- 「登録済未使用車」「新古車」で検索
- 走行距離100km以下を指定
- ディーラー系の中古車店で探す – ガリバー、ネクステージなど
- 不人気車種・不人気色を狙う – 白・黒以外の色は安い
実例:スズキ スイフトの未使用車
- 新車価格:180万円
- 未使用車価格:145万円
- 差額35万円! しかも走行距離50km、即納車
今すぐできる!お買い得コンパクトカー探しの第一歩
ここまで読んで「よし、探してみよう!」と思ったあなたへ。今すぐできるアクションプランをご紹介します。
【STEP1】予算と用途を明確にする(所要時間:10分)
まずは以下の質問に答えてみましょう。
1. 予算はいくら?
- 新車:150万円〜200万円
- 中古車:50万円 / 100万円 / 150万円
2. 主な使用目的は?
- 通勤・買い物(街乗りメイン)
- 家族での移動(後席使用多め)
- 週末のドライブ(走りの質重視)
3. 譲れないポイントは?
- 燃費(ハイブリッド必須)
- 室内の広さ(後席・荷室重視)
- 走りの楽しさ(スポーティさ)
- 安全装備(自動ブレーキ必須)
これで「自分に合う車種」が絞り込めます。
【STEP2】中古車検索サイトに登録(所要時間:5分)
以下の3サイトに登録し、新着通知をオンにしましょう。
- カーセンサー(https://www.carsensor.net/)
- 条件検索 → メール通知設定
- グーネット(https://www.goo-net.com/)
- 希望条件を保存 → 新着通知ON
- ガリバー(https://221616.com/)
- 無料お問い合わせ → 希望条件を伝える

【STEP3】ディーラーに試乗予約(所要時間:10分)
気になる車種があれば、まずは試乗してみましょう。
新車ディーラーに電話・ネット予約:
- 「○○の試乗をしたい」と伝える
- 土日は混雑するので、平日夕方がおすすめ
- 試乗だけで買わなくてもOK(営業されても「検討します」でOK)
試乗時のチェックポイント:
- 視界の良さ(Aピラーの太さ、死角の多さ)
- シートの座り心地(長時間運転を想定)
- 加速感・ブレーキの感覚
- 静粛性(走行中の音)
- 操作系の使いやすさ(ナビ、エアコンなど)
【STEP4】見積もり依頼(所要時間:20分)
試乗して気に入ったら、見積もりを取りましょう。
新車の場合:
- 複数店舗(最低3店舗)に見積もり依頼
- 同じグレード・オプションで比較
- 「他店でも検討中」と伝える
中古車の場合:
- 現車確認は必須(写真だけで決めない)
- 修復歴、走行距離、車検残を確認
- 支払総額(諸費用込み)で比較
実際に不人気コンパクトカーを購入した人の声
ここでは、実際に不人気コンパクトカーを購入した3名の方に、本音でインタビューした内容をご紹介します。
30代男性の体験談「MAZDA2を50万円値引きで購入」
購入車両: 2023年式 MAZDA2 XD Lパッケージ(ディーゼル)
購入時期: 2024年3月(決算期)
値引き額: 車両本体35万円 + オプション15万円 = 合計50万円
購入の決め手: 「最初はアクアを考えていたんです。でも試乗したら、MAZDA2のディーゼルエンジンの力強さと、内装の質感に一目惚れしました。『これが200万円で買えるのか!』と感動しましたね」
値引き交渉のコツ: 「決算期の3月に、3店舗で見積もりを取りました。A店で『35万円引き』と言われたので、B店に見積もりを見せたら『40万円引きます』と。最終的にA店に戻って『40万円引いてくれたら今日契約します』と伝えたら、店長が出てきて『オプション込みで50万円引き』を提示してくれました」
実際に乗ってみて良かった点:
- 軽油なので燃料費が安い(ガソリンより20円/L安い)
- 高速道路での加速が力強い
- 内装が上質で、毎日乗るのが楽しい
- 小回りが効いて、街中の運転が楽
ちょっと後悔している点: 「後席が狭いので、4人でのロングドライブは厳しいですね。あと、知名度が低いので『何この車?』って聞かれることが多い(笑)。でも逆に『マツダのコンパクトカーだよ、走りが最高なんだ』って自慢できます」
リセールバリューは気になる?: 「正直、下取り価格は期待していません。でも50万円も値引きしてもらったので、3年後に50万円で売れれば実質タダみたいなものかなと。それに10年乗るつもりなので、リセールは気にしていません」
40代女性の体験談「中古フィットが想像以上に良かった」
購入車両: 2018年式 ホンダ フィット ハイブリッド Lパッケージ
購入価格: 98万円(支払総額)
走行距離: 3.2万km
購入時期: 2024年5月
購入の決め手: 「子供が大きくなって、広い車が必要なくなったので、コンパクトカーに買い替えました。予算100万円で、燃費が良くて、室内が広い車を探していたら、フィットがドンピシャでした」
中古車選びで気をつけたこと: 「修復歴なしは絶対条件でした。あとは1オーナー車で、点検記録簿がしっかりある車を選びました。この車は元々レンタカーだったそうで、メンテナンスがきちんとされていたのが決め手でした」
実際に乗ってみて良かった点:
- 燃費が28km/L(実燃費)で、ガソリン代が安い
- 室内が広くて、荷物がたくさん積める
- シートアレンジが多彩で、大きな買い物も楽々
- 視界が良くて運転しやすい
ちょっと後悔している点: 「内装がプラスチック感強めで、ちょっと安っぽいかな。あと、乗り心地がやや硬めなので、長距離だと疲れるかも。でも100万円以下でこの性能なら大満足です!」
中古車を買って後悔していない?: 「全然後悔していません!むしろ『なんでもっと早く買わなかったんだろう』って思います。新車で200万円出すより、100万円の中古で十分だと実感しました。浮いた100万円で、家族旅行に行けますしね(笑)」
50代夫婦の体験談「不人気車で後悔したこと・良かったこと」
購入車両: 2020年式 三菱 ミラージュ M
購入価格: 新車 138万円(値引き後115万円)
購入時期: 2020年9月(中間決算期)
購入の決め手: 「夫婦二人暮らしで、近所の買い物や通院がメインなので、小さくて運転しやすい車を探していました。ミラージュは全長が短くて、狭い道でも安心できると思って選びました」
値引き交渉の結果: 「営業さんに『予算120万円以内で』と伝えたら、『115万円(諸費用込み)でどうですか』とすぐに提案されました。三菱車は値引き交渉がしやすいと聞いていましたが、本当にあっさり決まってビックリしました」
実際に乗ってみて良かった点:
- とにかく小さくて、狭い道でもストレスなし
- 燃費が良くて、維持費が安い(リッター19km)
- 故障がなく、メンテナンス費用がかからない
- 視界が広くて、高齢者でも運転しやすい
後悔している点: 「内装がチープで、乗っていて『安い車だな』と感じることはあります。あと、高速道路ではパワー不足を感じますね。追い越しの時に、もうちょっと加速が欲しいなと思います」
リセールバリューの現実: 「購入から4年経った今、下取り査定に出したら『20万円』と言われました(苦笑)。115万円で買って、20万円にしかならないのはショックでしたが、4年間トラブルなく乗れたので、まあ良しとしています。あと5年は乗るつもりです」
それでも不人気車を選んで良かった?: 「はい、良かったです。新車で115万円はやっぱり魅力的でしたし、故障もなく安心して乗れています。『見栄』を気にしなければ、不人気車は賢い選択だと思いますよ」
コンパクトカー選びに役立つ関連情報
不人気コンパクトカーを選ぶ際に、合わせて知っておきたい情報をまとめました。
軽自動車との比較
「コンパクトカーと軽自動車、どっちが得なの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。ここでは簡単に比較します。
比較項目 | コンパクトカー | 軽自動車 |
---|---|---|
税金(年間) | 25,000円〜 | 10,800円 |
保険料 | やや高い | 安い |
高速料金 | 普通車料金 | 軽自動車料金(約20%安) |
室内の広さ | 広い | 狭め |
走行性能 | 力強い | 非力 |
安全性 | 高い(ボディが大きい) | やや低い |
リセールバリュー | 車種による | 比較的高い |
結論:
- 維持費重視 → 軽自動車
- 安全性・走行性能重視 → コンパクトカー
- 高速道路を頻繁に使う → コンパクトカー
- 街乗りメイン → 軽自動車
維持費比較
不人気コンパクトカーの5年間のトータル維持費を比較してみましょう。
条件:年間走行距離1万km、ガソリン価格170円/L、軽油価格150円/L
車種 | 燃料費/年 | 税金/年 | 保険/年 | 車検(2年毎) | 5年総額 |
---|---|---|---|---|---|
MAZDA2(ディーゼル) | 75,000円 | 25,000円 | 50,000円 | 100,000円 | 900,000円 |
フィット(ハイブリッド) | 60,000円 | 25,000円 | 50,000円 | 100,000円 | 875,000円 |
アクア(ハイブリッド) | 56,000円 | 25,000円 | 50,000円 | 100,000円 | 855,000円 |
ノート e-POWER | 60,000円 | 25,000円 | 50,000円 | 100,000円 | 875,000円 |
スイフト(ガソリン) | 85,000円 | 25,000円 | 50,000円 | 90,000円 | 935,000円 |
ミラージュ(ガソリン) | 89,000円 | 25,000円 | 45,000円 | 90,000円 | 920,000円 |
※保険料は年齢・等級により変動します。車検費用は法定費用+基本整備費の概算です。
**維持費で最もお得なのは「トヨタ アクア」**ですが、中古価格や新車値引きを考慮すると、MAZDA2のディーゼルやフィットハイブリッドもトータルでお得と言えます。
不人気コンパクトカーに関するよくある質問【FAQ】
購入を検討する際に、多くの方が抱く疑問にお答えします。
Q1: 不人気車は故障しやすいって本当?
A: いいえ、不人気と品質・信頼性は全く関係ありません。
不人気になる理由は、デザイン、マーケティング不足、ライバルの強さなどであり、車の品質とは無関係です。むしろ、今回ご紹介したトヨタ、ホンダ、マツダ、日産、スズキなどの大手メーカーは、品質管理が徹底されています。
実際に、マツダのディーゼルエンジンは欧州で高い評価を得ていますし、ホンダのハイブリッドシステムは信頼性が高いことで知られています。三菱ミラージュも、基本設計がシンプルなため、故障が少ないという特徴があります。
ただし、中古車を購入する場合は、前オーナーのメンテナンス状況によって状態が変わるため、点検記録簿の確認や、信頼できる販売店での購入をおすすめします。
Q2: 不人気車の値引きはどれくらい期待できる?
A: 車種や時期にもよりますが、30万円〜50万円の値引きも十分可能です。
不人気車は在庫を抱えるリスクが高いため、ディーラーも早く売りたいと考えています。特に以下のタイミングなら、大幅値引きが期待できます。
値引きが期待できるタイミング:
- 3月・9月の決算期 – 最も値引き額が大きい
- モデルチェンジ直前 – 旧型の在庫処分
- 年式が古い新車 – 登録から1年以上経過した新車
- 月末 – 営業マンのノルマ達成のため
値引き交渉のコツ:
- 複数店舗で相見積もりを取る
- 「今月中に決める」と伝える
- オプション値引きも合わせて交渉
- ライバル車の見積もりを見せる
実際に、記事内でご紹介した通り、MAZDA2で50万円、ミラージュで25万円の値引きに成功した事例もあります。
Q3: 不人気車を買って後悔することはある?
A: リセールバリューの低さには注意が必要です。ただし、長く乗る予定なら問題ありません。
不人気車の最大のデメリットは「リセールバリュー(再販価値)が低い」ことです。3年後、5年後に売却する際、人気車種に比べて下取り価格が大幅に低くなる傾向があります。
リセールバリューの目安(5年後の残価率):
- 人気車(アクア、フィットなど): 40〜50%
- 不人気車(MAZDA2、ミラージュなど): 20〜30%
例: 200万円で購入した場合
- 人気車: 5年後に80〜100万円で売却可能
- 不人気車: 5年後に40〜60万円程度
後悔しないための対策:
- 長く乗る前提で購入する(10年以上)
- 新車時の値引きを最大化する(実質購入価格を下げる)
- リセールを気にせず、使い倒す覚悟を持つ
むしろ「3年で乗り換えたい」という方には不人気車は向きませんが、「10年乗るつもり」なら、大幅値引きの恩恵を最大限享受できます。
Q4: 中古の不人気車、50万円で買える?
A: はい、状態の良い車両も見つかります。ただし車種と年式を選ぶ必要があります。
予算50万円で狙える不人気コンパクトカーは以下の通りです。
50万円で買える車種・年式の目安:
車種 | 年式 | 走行距離 | 装備 |
---|---|---|---|
ホンダ フィット | 2014〜2016年 | 5〜7万km | ガソリン、一部ハイブリッド |
トヨタ アクア | 2012〜2015年 | 6〜8万km | ハイブリッド |
日産 ノート | 2013〜2016年 | 5〜7万km | ガソリン |
スズキ スイフト | 2015〜2017年 | 5〜6万km | ガソリン |
三菱 ミラージュ | 2016〜2018年 | 4〜6万km | ガソリン |
50万円で良質な車両を見つけるコツ:
- 修復歴なし・1オーナー車を選ぶ
- 点検記録簿がある車両を選ぶ
- 禁煙車を選ぶ(タバコ臭は落ちにくい)
- 地方の販売店も視野に入れる(都市部より安い傾向)
- 不人気色(シルバー、ベージュなど)を狙う
特に三菱ミラージュは、50万円台で走行距離5万km以下の良質車両が見つかりやすいのでおすすめです。
Q5: 不人気車はローンが通りにくい?
A: 通常のローン審査と変わりません。むしろ価格が安い分、審査が通りやすい場合もあります。
不人気車だからといって、ローン審査が厳しくなることはありません。ローン審査で見られるのは「購入者の信用情報」であり、車の人気度は関係ありません。
ローン審査で重視されるポイント:
- 年収 – 一般的に年収の30〜40%が借入可能額の目安
- 勤続年数 – 1年以上が望ましい
- 信用情報 – クレジットカードの支払い遅延などがないか
- 他の借入 – 住宅ローン、カードローンなどの残高
むしろ、不人気車は車両価格が安いため、借入額が少なくて済み、審査が通りやすくなるケースもあります。
例:
- 人気車(新車200万円): ローン200万円必要
- 不人気車(値引き後150万円): ローン150万円で済む
- 不人気車(中古50万円): ローン50万円、またはキャッシュで購入可能
また、ディーラーローンは審査が比較的通りやすいので、銀行ローンが厳しい方はディーラーローンを検討するのも手です。
Q6: 不人気車は部品の供給が心配。修理できる?
A: 大手メーカーの車なら、生産終了後も10年以上は部品供給があるので安心です。
トヨタ、ホンダ、マツダ、日産、スズキ、三菱などの大手メーカーは、生産終了後も一定期間は部品を供給することが法律で義務付けられています。
部品供給期間の目安:
- 一般的な部品(エンジン、ブレーキなど): 生産終了後10年
- 外装部品(バンパー、ドアなど): 生産終了後5〜7年
- 内装部品(シートなど): 生産終了後5年
例えば、2020年に生産終了したホンダ フィット(3代目)は、2030年まで主要部品の供給が続きます。
修理で困るケースはほぼない:
- エンジンオイル、ブレーキパッドなどの消耗品は、どの車でも共通規格が多い
- 汎用部品で対応できることも多い
- ディーラーでなく、一般の整備工場でも修理可能
ただし、輸入車や、既に倒産したメーカー(サーブ、サターンなど)の場合は、部品入手が困難なケースもあるので注意が必要です。
Q7: 不人気車は車検が通りにくい?
A: そんなことはありません。車検は車の安全性を検査するもので、人気・不人気は無関係です。
車検で見られるのは以下の項目です。
車検の主な検査項目:
- ブレーキの効き
- ライト・ウインカーの点灯
- タイヤの溝の深さ
- 排気ガスの濃度
- ハンドルの遊び
- 車体の錆・腐食
不人気車でも、これらの基準を満たしていれば問題なく車検は通ります。
車検費用の目安(不人気コンパクトカーの場合):
- 法定費用(自賠責保険、重量税、印紙代): 約5万円
- 整備費用(点検、消耗品交換など): 約3〜5万円
- 合計: 約8〜10万円
車検費用は車の人気度ではなく、車の状態(消耗品の交換が必要か)によって変わります。日頃からメンテナンスをしっかりしていれば、車検費用を抑えられます。
Q8: 不人気車を買うと友人や家族に笑われない?
A: 気にする必要はありません。むしろ「賢い買い物をした」と評価されることも多いです。
確かに「見栄」を重視する方には、不人気車は向かないかもしれません。しかし、最近は「コスパ重視」「合理的な選択」が評価される時代です。
実際の声:
- 「50万円値引きって聞いて、逆に羨ましがられた」
- 「『そんな車知らなかった!今度試乗させて』って言われた」
- 「車に詳しい友人に『マツダのディーゼルは名機だよ』って褒められた」
むしろ、無理して高額な人気車を買って、ローン返済に苦しむ方が後悔につながります。
堂々と言える理由:
- 大幅値引きで購入した賢さ
- 性能は人気車と遜色ない
- 維持費が安く、経済的
自分が納得して購入したなら、他人の評価は気にする必要はありません。
まとめ:不人気コンパクトカーは「賢い選択」
ここまで、不人気だけど性能の良いコンパクトカー7選と、お得に購入する方法を詳しくご紹介してきました。
最後にもう一度、不人気車のメリットをおさらいしましょう:
不人気コンパクトカーの3大メリット
- 新車なら30〜50万円の大幅値引き
- 人気車では考えられない値引き額
- オプション込みで交渉すればさらにお得
- 中古車なら50万円〜で状態の良い車が手に入る
- 人気車より20〜30万円安い
- 同じ予算でワンランク上の装備・年式
- 性能は人気車と遜色なし
- 燃費、安全装備、走行性能は一級品
- 大手メーカー製で信頼性も高い
こんな方に不人気コンパクトカーはおすすめ
✅ とにかくお得に車を買いたい
✅ 見栄よりも実利を重視
✅ 10年以上、長く乗るつもり
✅ リセールバリューは気にしない
✅ 燃費や維持費を抑えたい
今すぐできる3つのアクション
1. 中古車検索サイトに登録(5分) カーセンサー、グーネット、ガリバーで希望条件を登録し、新着通知をオン。
2. ディーラーに試乗予約(10分) 気になる車種があれば、まずは試乗。乗ってみないと分からないことは多いです。
3. 複数店舗で見積もり取得(30分) 新車なら最低3店舗、中古車なら複数の販売店を比較。価格交渉の材料にしましょう。
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あなたの賢い選択が、充実したカーライフにつながることを願っています!
不人気コンパクトカーは、「隠れた名車」です。この記事を参考に、お得で満足度の高い1台を見つけてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
マコール
車関連企業に勤務
80年代後期のローバーMINIで走行会に参加
問い合わせの多いジャンルを記事にしています