電気自動車(EV)の世界に、新たな挑戦者「アバルト500e」が登場しました。
そのデザインと性能には、従来モデルの情熱がそのまま受け継がれています。
今回は、アバルト500eの価格や航続距離、試乗レビューから内装まで、注目点をピックアップしてご紹介します。
アバルト500eの価格と補助金
電気自動車(EV)市場に新たに加わった「アバルト500e」。
このモデルは、アバルトブランドの初のEVであり、伝統的なアバルトの性能とスタイルを電気モーターの静かさとクリーンな走行で新たな伝統の幕開けだとした。
今回は、アバルト500eの価格や利用できる補助金について、気になる部分を詳しく見ていきます。
アバルト500e最新モデルの価格は(ツーリズモ)は、ハッチバック615万円から、カブリオレ645万円から
アバルト500eのローンチエディション(限定合計200台)は、日本でのメーカー希望小売価格がハッチバックモデルで630万円から、オープンカーモデルで660万円からと設定されています。
レギュラーモデル(ツーリズモ)は、ハッチバックは、615万円から、カブリオレは、645万円からとなっています。
アバルトの電気自動車としての先進性とブランドの高級感を考慮すると、その価格は多くのエンスージアストにとって魅力的なポイントとなっています。
中古市場での価格帯
中古車市場におけるアバルト500eの価格は、少ない台数も影響してか、新車価格に近い475万円から607万円の範囲で取引されています。
需要と供給のバランスにより価格が変動する可能性がありますので、中古車市場の動向を注視することが重要です。
補助金の適用条件とは
アバルト500eの購入には、国や地方自治体からの補助金が利用可能です。
例えば、国の補助金であるCEV補助金は45万円、東京都の補助金ではさらに40万円が加えられ、最大85万円の補助を受けることができます。
ただし、補助を受けるためには申請方法や条件をクリアする必要があるため、購入前に詳細を確認し、適切に申請を行うことが必要です。
これらの情報を参考に、あなたがアバルト500eを手に入れる際には、最適な選択ができるようにしましょう。
高性能なイタリアンスポーツカーの電気自動車を、少しでもお得にGETできるチャンスです。
アバルト500eの航続距離と充電
電気自動車(EV)の登場により、環境に優しく、経済的なドライビングが可能になっています。
スポーティな「アバルト500e」は、その特性を存分に活かしたモデルです。
航続距離や充電方法は購入を考慮する上で重要なポイント。
ここではアバルト500eの充電に関する詳細と、旅行先での使用の便利さについてお伝えします。
フルチャージでどこまで行ける!アバルト500eの航続距離
アバルト500eは、42kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載しており、1回のフルチャージでハッチバックモデルで最大約303km、カブリオレモデルで約294kmの走行が可能です。
日常の移動には十分な距離をカバーでき、週末の小旅行にも活躍するでしょう。
18インチのダイヤモンドカット処理がされた専用ホイールに「ブリヂストン・ポテンザ スポーツ」が組み合わされ、走りのインパクトを感じさせるもの。サイズは205/40R18
アバルト500eの充電方法と充電所要時間
アバルト500eは、自宅や公共の充電ステーションで簡単に充電することができます。
標準の家庭用コンセント(100V)での充電も可能ですが、専用の充電器を使用すると、より迅速に充電が完了します。
具体的な充電時間は公表されていませんが、市販の充電器を用いれば、数時間で満タンになるモデルが多いため、アバルト500eも同様であると予想されます。
旅行先でも安心!充電ステーションの充実
旅行先でも充電の心配はありません。
全国に広がる充電ネットワークを利用することができ、公共施設やショッピングモール、サービスエリアなどで充電が可能です。
また、EVsmartなどのアプリを使用すると、近くの充電ステーションを簡単に検索でき、事前に充電スポットを確認することもできます。
アバルト500eを選ぶことで、エコでスポーティな走りを堪能しながら、充電の手間を感じることなく、日常から旅行まで快適なカーライフを送ることができるでしょう。
乗り心地を決める、アバルト500eの内装とサウンド
アバルト500eは、電気自動車としての新しい走りを提供しながら、内装やサウンドにも細心の注意を払い、ドライビングの喜びを極めています。
内装はアバルトの特徴を色濃く反映。
また、電気自動車ならではの静寂さとは異なる、アバルト独自のサウンドエクスペリエンスで刺激を提供します。詳しく見てみましょう。
アバルトらしさ溢れる内装の特徴
アバルト500eは、伝統的なアバルトのデザイン要素を踏襲しつつ、新時代のEVとしての革新性を内装にも取り入れています。
二代目フィアット500を基に、ライト類やボンネットフード、コックピットなど多くのデザイン要素が採用され、愛嬌あるフロントマスクや可愛らしいフォルムはそのままに、モダンかつスポーティな印象を与えます。
また、室内は質感が高く、スポーティなセンスが随所に表れており、確固たるアイデンティティを保ちつつ、より洗練された仕上がりになっています。
EVならではの新たなサウンド体験
「アバルト」といえば、その排気音に代表されるような、“生き生きとしたサウンド”が特徴の一つですが、電気自動車のアバルト500eにおいても、そのサウンドには一切の妥協がありません。
燃料エンジンから電気モーターに変わっても引き続きアバルトらしい鼓動感を感じることができ、特別なジェネレーターを用いてアバルト特有のエキゾーストサウンドをシミュレートしています。
これにより、アバルト500eでは純粋なEVとしての静けさとは別の、新たなドライビングサウンドを楽しむことができるようになっているのです。
アバルト500eの内装とサウンドは、乗るたびに新しい発見と感動をもたらしてくれるようデザインされています。日々の使い勝手に加え、ドライブの楽しさをさらに深めるこれらの特徴が、アバルト500eを特別な存在にしています。
パーソナライズが楽しい、アバルト500eのカラーとカスタム
アバルトの魅力はそのパフォーマンスだけにあらず、カラーやカスタムパーツでの個性的なカスタマイズが可能な点にもあります。
アバルト500eは、幅広いカラーバリエーションと豊富なカスタムパーツを通じて、オーナー一人ひとりの個性が光るカスタマイズを実現します。
その可能性について、見ていきましょう。
特別なアバルト500eのカラーバリエーション
アバルト500eは、アンチドーテホワイト、ベノムブラック、アドレナリンレッド、アシッドグリーンといった特別なカラーバリエーションを展開しています。
特に限定モデル「500e Scorpionissima」では、標準カラーに加えて専用色のポイズンブルーが設定されており、限定感のあるスタイリッシュな外観を演出します。
これらのバリエーションから、オーナーは自分の好みに合わせたカラーを選ぶ楽しさを味わうことができます。
カスタムパーツで個性を出そう
アバルト500eをさらに個性的にカスタマイズするためのカスタムパーツも充実しています。
専門のアフターマーケットからは、カーボンやFRP製のパーツ、アルミホイールの形状など、さまざまなアップグレードパーツが提供されています。
例えば、Sforza社製のカーボンパーツや、KAHNブランドのアバルト500e用パーツは、見た目だけでなく、性能向上にも寄与する選択肢となるでしょう。
純正パーツだけでなく、こうした各種カスタムパーツを取り入れることで、オーナー自身のスタイルをアバルト500eに反映させることができます。
アバルトオーナーの楽しみの一つは、車を自分だけの特別なものへと変えていく過程にあります。
アバルト500eは、その過程を存分に楽しむための選択肢を豊富に備えており、自分だけのオリジナリティ溢れる一台にカスタマイズするのが魅力です。
スペックから見る、アバルト500eの性能
アバルト500eは、電動化を果たしてもなお、アバルトらしい走りの楽しさを追求したモデルです。100%電気自動車でありながら、アバートの伝統的な駆けぬける歓びを提供する技術が搭載されており、そこには多くのドライビング愛好家が注目するポイントが満載です。
では、実際の加速性能や細部にわたるこだわりについて見ていきましょう。
アバルト500eツーリスモ加速性能は?
アバルト500eは最高出力155hp、最大トルク24kgmを持つ電動モーターの力で、0-100km/h加速をわずか7秒で達成。
この数値はクラス最高の性能と言われ、アバルトのガソリンモデルである695と比較しても、同等またはそれ以上の加速性能を持っています。
それに加えて、3つのドライビングモード「ツーリスモ」、「スコーピオン・ストリート」、「スコーピオン・トラック」を選択でき、それぞれのモードで異なるドライビングフィールを楽しむことができます
アバルト500eにはスコーピオンバッジのこだわり多数!他のEVでは味わえない機能も
アバルトならではのこだわりは、外観だけではありません。
インテリアの細部にまで及ぶ緻密なデザイン、そして特有のサウンド体験として、独自の「サウンドジェネレーター」が搭載されています。
これにより、エンジン音がない電気自動車であっても、アバルト特有のエキサイティングなサウンドを車内で感じることができます。
さらに、アバルトの象徴である「スコーピオンバッジ」は、500eにもしっかりと配されており、その車史に誇りを持つブランドアイデンティティが随所に表現されています。
アバルト500eは、先進の電動モーターとアバルトのスポーツカーとしての伝統が見事に融合した一台です。
その加速性能とこだわり抜かれた車両設計は、多くのドライバーに新しい電動化時代の走りの楽しみを提供してくれることでしょう。
日本市場におけるアバルト500e
アバルト500eは、伝統あるイタリアンスポーツカーの走りを電気自動車(EV)で再現することに成功したモデルとして、日本でも大きな注目を集めています。
スポーティな走行性能と環境性能を兼ね備えた新しいクルマとして、国内市場にどのような影響を与えるのか、発売日や価格、そしてその魅力を伝えるイベントや試乗レビューについて紹介いたします。
日本発売日と値段の違い
2023年10月28日に日本での販売が始まったアバルト500eの価格は、ハッチバックモデルでメーカー希望小売価格が615万円から660万円となっています。
限定200台のローンチエディション「Scorpionissima」は、ブランドの特別な節目を祝う特別なモデルで、世界的にも限定生産された貴重なバージョンです
キャラバンイベントや試乗レビュー
アバルトは500eの魅力をより多くの人に伝えるために、キャラバンイベントを開催し、実車を間近で体感する機会を提供しています。
また、試乗レビューでは、アバルトならではのエキサイティングな走りが電動でも楽しめること、そしてインテリアやエクステリアに見られるアバルトのアイコニックなデザインが評価されており、興味深いフィードバックが寄せられています。
試乗者は、アバルト500eの革新的な技術とスポーティなドライビングフィールの融合を体感し、その印象をSNSなどで共有しています。
アバルト500eは、日本市場に新たな風を吹き込むことでしょう。
その加速性能、スタイリング、そしてEVならではのエコフレンドリーな側面が、多くのドライバーに新たな選択肢を提示し、電動車両への移行を後押しする可能性があります。
まとめ
アバルト500eは電気自動車の新たな選択肢として登場しました。
この記事を通じ、あなたのカーライフに新しいスパイスを加えるアバルト500eの全貌が明らかになりますように。購入の参考にしていただければ幸いです。
マコール
車関連企業に勤務
80年代後期のローバーMINIで走行会に参加
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