一見すると、レクサスUXのリセールバリューは同ブランドのNXやRXに比べて見劣りするかもしれません。しかしそれは、裏を返せば“購入しやすく、長く乗るほど得をするクルマ”とも言えます。特にハイブリッドのUX250hは静粛性、燃費、装備面のバランスが秀逸で、価格帯からは想像できないプレミアム感を味わえる一台です。
3年落ちでのリセール率はUX250h F SPORTで約67%。これはコンパクトSUVとしては決して低くなく、特定グレードにはしっかりと価値が残っているのです。

「安く買って長く楽しむ」がUX流のカーライフ
リセールが低いからこそ、中古市場では高品質なUXが驚くほど手頃な価格帯で手に入ります。中でもUX200のガソリンモデルは、新古車市場でのコストパフォーマンスが非常に高く、KINTOのような定額サービスと比べても長く乗る予定がある人には非常に合理的な選択肢となります。
また、UXはレクサスの中でも取り回しが良く、都心部でも扱いやすいサイズ感が魅力。実用性を重視しつつも、しっかりと高級感を保っている点が長く乗るモチベーションを高めてくれます。
高く売れるグレード&オプションの見極めポイント
UXを選ぶ際、将来の下取り価格を少しでも意識したい人には、UX250hのF SPORTやバージョンLがおすすめです。3眼LEDヘッドライトやパノラミックビューモニター、ホワイトノーヴァやブラックといった人気カラーは、中古市場でも需要が高い傾向にあります。
反対に、ベーシックグレードやオプション装備の少ない車両は安くなりやすいので、新車購入時からリセールも視野に入れると良いでしょう。
意外と多い?UXユーザーが経験するバッテリー上がり
UX250hを含むハイブリッド車では、補機バッテリーの管理が重要です。週末ドライバーや短距離使用が多い人の中には、知らないうちにバッテリーが上がってしまうというトラブルを経験するケースもあります。
その対策として、定期的に車を動かす、ソーラーチャージャーを活用する、電圧チェッカーで状態を確認するなどの工夫が必要です。便利装備が多いUXだからこそ、電装系のメンテナンスは油断できません。
カスタムして「自分だけのレクサスUX」へ
UXはドレスアップや快適性アップのカスタムパーツも豊富です。例えば、フロントスポイラーやマフラー交換によるスポーティな外観への変化、Apple CarPlay対応モニターでのインフォテインメント強化、ラゲッジマットやフロアライトによる室内快適化など、乗るたびに気分が上がるアイテムがそろっています。
特に中古車やリセールを気にせず乗る前提であれば、思いきったカスタムで「唯一無二のUX」に仕上げるのも大いにアリ。新車にはない個性を手に入れましょう。
レクサスUXの“ここだけ”の魅力──サイズに秘められた知性と美学
UX最大の特徴は、「高級」と「扱いやすさ」のバランスにあります。全長4.5m未満のボディに凝縮されたデザインは、狭い路地や立体駐車場でもストレスなく使えるサイズ感。それでいて、内装の質感や走行時の静粛性はさすがレクサス。
加えて、UX専用の足回りセッティングやエコとスポーツを両立させた走行モード切り替え機能など、実は“通好み”の作り込みが随所に光ります。大柄なSUVに抵抗がある人にも、UXはちょうどいい選択肢です。
保険料も意外と現実的?UXの維持費について
高級車=保険料が高い、というイメージを持たれがちですが、UXの場合、年齢や等級によっては年間5〜8万円前後に収まることが多いようです。ハイブリッド車であることで自動車税の軽減も期待でき、思っているよりも維持しやすい車種とも言えます。
また、KINTO利用の場合は保険料も月額に含まれているため、支払いの見通しが立てやすいという点も魅力です。
まとめ:数字に惑わされず、自分のUXを楽しもう
リセールバリューだけでレクサスUXを評価するのはもったいない。むしろ、価格が落ちやすいからこそ、中古や新古車で手頃に手に入れ、自分好みにカスタムしながら長く乗る──そんな“育てるカーライフ”を提案したい一台です。
通勤や街乗り、週末のドライブにも最適なサイズと質感を持つUX。数字では測れない満足感を、ぜひ体験してみてください。
マコール
車関連企業に勤務
80年代後期のローバーMINIで走行会に参加
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