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ランクル300リセールの変化と新モデル投入、ライバル車種の日本導入

ランクル300リセール崩壊 プレミアムカー
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ランクル300のリセールバリューが崩壊?

ランクル300 リセール

2021年のデビューから話題に事欠かなかった「ランドクルーザー300」。
しかし2025年現在、そのリセールバリューが崩れ始めているという、かつては考えられなかった現象が起きています。

「もう中古で高く売れないの?」
「ディーゼルモデルの予約、意味あるの?」
「次買うなら何を選ぶべき?」

とはいえランクル300は、トヨタのフラッグシップSUVとして高い人気を誇り、リセールバリューの良さも人気に寄与しています。つまり、「値が下がらない」ため、「高級車を少ないコストで所有できる」といった見方もでき、早い時期に乗り換えれば、ランニングコスト(燃料代、税金等)は高めでも、お特感が得られ、リセールバリューの変動は、購入者やオーナーにとって大きな影響を与える要因となります。ここでは、ランクル300のリセールバリューに関する重要なポイントを詳しく解説します。


なぜリセールが崩れ始めたのか?5つの要因を深掘り解説

① 供給の正常化で「特別感」が消えた

発売当初は、月に数百台しか割り当てられず、納期は最長で4年待ちという異常事態でした。
そのため、中古市場では「新車価格+300万円」という異常な相場すら発生。これはもう完全な“投機商品”でした。

しかし、トヨタが増産体制を整えたことで、現在はディーゼルモデルの枠にも空きが出てきているという情報もあります。
以前のような「買えない希少性」は、もはや過去のものとなりつつあります。


② 転売目的の人気が冷却。対策で“うま味”が消えた

転売需要がピークだった時期には、海外輸出(特にドバイ・中東)が活況を極め、トヨタディーラーも大混乱。
しかし現在では以下のようなメーカー側の転売対策が実施され、買い手の熱が一気に冷めました。

  • 購入からの転売禁止期間(数年)
  • 所有者情報の登録義務
  • 購入履歴や所有歴の提出要件

つまり「儲からないなら、わざわざ買わない」という層が撤退し、本当に欲しい人だけが残る市場に変化。
投機的な価値が剥がれ落ち、価格も現実的な水準に近づいてきたのです。


③ 海外でハイブリッド仕様が発表、日本導入の布石に

トヨタは2025年春、ランドクルーザー300のハイブリッド仕様(HEV)を海外向けに発表しました。

  • 3.5L V6 ツインターボ+電動モーター
  • パワフルかつ燃費性能にも配慮
  • 北米・中東・オーストラリア市場を中心に展開中

このハイブリッドモデルは、日本でも早期導入が予想されており、既存のガソリン・ディーゼルモデルの価値が下がる引き金になりつつあります。

今、国内でディーゼルやガソリンモデルを待っている人にとっては、「え?ハイブリッド出るならそっちのほうが…」という迷いが生じる状況です。


④ 納期未定&2〜3年コースでユーザー離脱が進行

すでに予約済のオーナーからも、SNSを中心に不満の声が聞こえてきます。

「2年前に予約したけど、いまだに納車時期の連絡なし…」
「次の車検に間に合わないかも。もうキャンセルした」

このように、納車まで2年~3年待ちが当たり前の異常状態が続いていることで、
「そこまでして欲しい車か?」と冷静になるユーザーが増えています。

しかも、冒頭で述べたように、ディーゼルモデルに枠が出始めているという情報もあるため、“プレミア”の意味も薄れつつあるのです。


⑤ 盗難対策の強化も、ブランド再燃には至らず

2025年のマイナーチェンジで、ランクル300には以下のような盗難防止装備が追加されました。

  • 新型イモビライザー
  • CANインベーダー対策
  • スマートキー通信制御機能
  • トヨタ純正セキュリティ連動(T-Connect)

ランクル300は盗難ランキング常連という不名誉な立場でしたが、ようやく本腰が入った印象です。

しかし、リセールに対する期待感を復活させるには至らず、あくまで「ようやく普通になった」というレベルに留まっています。


要因と影響をわかりやすく一覧表で整理!

要因詳細リセールバリューへの影響
供給安定化ディーゼルモデルに空きが出てきた希少性低下=価格下落
転売対策再販禁止・所有継続義務など転売目的の撤退
ハイブリッド登場海外で正式発表・日本導入濃厚現行モデルの価値低下
納期の長期化2〜3年でも納車未定購入者のモチベーション減退
盗難対策強化CAN対策などで防犯向上ブランド信頼回復に一部寄与

買うのか、待つのか、それとも売り抜けるか?

ランクル300のリセールバリューは、もはや「誰がいつ売っても儲かる」という神話が崩れつつあります。
今後、電動化・ハイブリッド化が進むことでさらなる“価値のシフト”が起きると予想されます。

  • いま在庫があって買えるなら、ハイブリッド前の最終型として“乗り潰す”のもアリ
  • 逆に、すでに乗っていて売るつもりなら、今が“最後の高値圏”の可能性も

ランクル300のグレード別リセール

ランクル300には、GX、VX、ZX、ZX GRといった複数のグレードが用意されています。それぞれのグレードは、装備や性能が異なり、リセールバリューにも大きな影響を与えます。特に、ZXやZX GRは高級感と性能が評価され、リセールバリューが高い傾向にあります。一方で、GXは価格が手頃なため、需要が高く、比較的安定したリセールバリューを保っています。口コミサイトによると、ZXモデルはオプション装備が充実しているため、リセール時に高い評価を得やすいとされています。

モデリスタのリセール

モデリスタは、トヨタの純正アクセサリーブランドで、カスタマイズされた装備やデザインが特徴です。モデリスタ装備を施したランクル300は、見た目の魅力が増すだけでなく、リセールバリューにもプラスの影響を与えます。特に、エアロパーツや内装のカスタマイズは、購入者にとっての魅力となり、リセール時の評価が高まることが期待されます。ただし、過度なカスタマイズは逆効果となる場合もあるため、バランスが重要です。

ランクル300新車見積もり

ガソリン vs ディーゼル

ランクル300には、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの2つの選択肢があります。ガソリンモデルは、走行性能や加速性能が優れており、特に都市部での使用に適しています。一方、ディーゼルモデルは燃費の良さが魅力で、長距離走行やオフロード走行に向いています。リセールバリューに関しては、ディーゼルモデルが人気を集めているため、リセール時に高い価値を保つことが多いです。市場の動向を考慮すると、エコ意識の高まりにより、ディーゼルモデルの需要が今後も続くことが予想されます。

色や仕様の影響

ランクル300のリセールバリューには、色や仕様も大きな影響を及ぼします。一般的に、人気のあるカラー、例えばブラックやホワイトは、リセール時に高い評価を受けやすいです。逆に、個性的なカラーは特定のニーズには応えるものの、一般市場では評価が低くなる傾向があります。また、寒冷地仕様など特定の仕様は、特定の地域での需要が高まり、リセールバリューを向上させる要因となります。

ランクル300 納期

さらに、以下の人気装備もリセールバリューを上げる要素として注目されています。

  • 電動ムーンルーフ
    この装備は、開放感を提供するだけでなく、内装の高級感を増します。多くのオーナーがこの機能を重視しており、リセール時に高い評価を得ることが多いです。特に、家族や友人とのドライブを楽しむために、ムーンルーフは魅力的なオプションとして位置づけられています。
  • マルチテレインモニター
    オフロード走行を楽しむユーザーにとって、マルチテレインモニターは非常に便利な装備です。360度の視界を提供し、障害物を回避しやすくするため、特にアウトドア愛好者に人気があります。この装備が搭載されたモデルは、リセール時に求められることが多く、評価が高まります。
  • モデリスタエアロ
    モデリスタのエアロパーツを装着したランクル300は、外観の魅力が大幅に向上します。スポーティーな印象を与えるこの装備は、見た目を重視する購入者にとって大きなアピールポイントとなります。リセール時にも、こうしたカスタマイズがプラスの影響を与えることが多いです。

これらの要素を考慮することで、ランクル300のリセールバリューを理解し、購入や売却の際に有利な判断を下すことができるでしょう。

ニッサン パトロールが日本市場でも販売開始か?

日産新型パトロール 日本販売

中東諸国で販売されている日産の高級SUV、新型パトロールは2024年9月に発売されています。
かつては日本国内でも販売されていましたが、海外専売車両となってしまい、ボディサイズも大型化しています。
ランクル300よりも大きく車高も高いため、キャデラック エスカレードのようなスタイルとなっています。

ランクル300VSパトロール

2025年のリセール予想

2025年におけるトヨタのランドクルーザー300(通称ランクル300)のリセールバリューは、さまざまな要因によって大きく影響を受けることが予想されています。市場の動向や消費者のニーズを適切に分析することで、今後のリセールバリューの変化を見極めることができるでしょう。以下では、最新の市場動向やリセール崩壊の原因について、より詳細に解説していきます。

最新の市場動向

現在の自動車市場では、特にSUVの需要が急激に高まっています。中でも、ランクル300のような高級SUVは、多くの消費者から強い支持を受けており、その人気は衰える気配がありませんでした。最近のデータによると、2023年から2024年にかけて、燃費性能や環境性能を重視する傾向が一段と強まっています。これに伴い、ディーゼルモデルの需要が増加すると予想されており、リセールバリューにもプラスの影響を与えることが期待されていました。また、電動車両への移行が進む中で、ガソリンモデルのリセールバリューは徐々に圧迫される可能性がありますが、プレミアム感のあるモデル、グレードに関しては人気が高いままです。今後は特に、環境意識の高まりにより、消費者はよりエコフレンドリーな選択肢を求める傾向が強まっています。口コミサイトでは、「ランクル300は長期的に見ても価値が落ちにくい」との意見が多く見られますが、環境意識の高まりは無視できない要因として浮上しています。これにより、ランクル300の購入を検討する際には、今後のリセールバリューを考慮する必要があります。

リセール崩壊の原因

一方で、リセール崩壊の兆しも見えています。主な原因の一つは、供給過剰による価格の下落です。
ランドクルーザープラドが終了し、後継のランクル250が登場となりましたが、250の車格が上がったために多少、棲み分けも複雑になってしまいました。
特に中古市場において、同モデルの在庫が増加すると、価格競争が激化し、リセールバリューが低下する恐れがあります。2022年から続く半導体不足の影響で、新車の供給が遅延していることも懸念材料です。このように、需要と供給のバランスが崩れることが予想されており、特に中古車市場においては、価格が下落する可能性が高まっています。さらに、SNSやオンラインプラットフォームの普及により、消費者は情報を簡単に比較できるようになり、価格競争が一層激化しています。このような環境下では、リセールバリューが低迷するリスクが高まります。消費者がより安価な選択肢を求めることで、ランクル300のような高級SUVのリセールバリューにも影響が及ぶことが考えられます。

ランクル

まとめ

2025年のランクル300のリセールバリューは、市場動向や消費者のニーズの変化によって大きく影響を受けることが予想されます。高級SUVとしての人気は依然として健在ですが、環境意識の高まりや供給過剰によるリセール崩壊のリスクも考慮する必要があります。これらの情報をもとに、購入や売却の際には慎重な判断を行うことが重要です。特に、今後の市場の変化を見据えた上で、適切なタイミングでの取引が求められます。消費者が自らのニーズに適した選択をするためには、リサーチと情報収集が鍵となるでしょう。

マコール

サイト運営者
マコール

車関連企業に勤務
80年代後期のローバーMINIで走行会に参加
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