1978年から2001年まで販売されたホンダプレリュード。
実際、女性ドライバーも多くいたほど、当時のスポーツクーペの中でも上品な品格のあるスタイルがあり、ライバル車のゴツゴツした男勝りなモデルとは一線を画していました。
その華麗なスタイルの復活を期待する声は、今もなお根強く残っています。
2023年、ホンダはプレリュードの商標登録を更新。20年以上の時を経て当時のファンが騒めきました。
さらに2023年、ジャパンモビリティーショーにコンセプトカーとして展示、ファンの期待を一気に高めました。
しかし、詳細はほとんど発表されてなく、e:HEV搭載、21インチタイヤなどが濃厚といわれています。
市販化は、2024年から2025年辺りに発売されるのではと噂されています。
本記事では、新型プレリュードコンセプトカーの詳細と、シビックタイプRとの比較、そして歴代プレリュードの魅力を振り返ります。
新型プレリュードコンセプトカーの発表
マツダが「RX-VISION」としてRX-7やRX-8の後継ロータリースポーツを発表するのでは?と話題になっていましたが、コンセプトカーに終始していたため、市販化が可能な完成度で発表されたプレリュードの独壇場になっていたのは間違いありません。
2モーター×e:HEVシステム搭載 VTECターボも採用になるか?
最新のプレリュードがe:HEVハイブリッドシステムを搭載し、走行性能と環境性能の両方において革新を実現すると推測されています。
【e:HEV】は、高効率な発電と強力な駆動用モーターが特徴です。
現在、VTECエンジンには1.5L VTECターボエンジンと2.0L VTECターボエンジンがありますが、2.0L VTECターボエンジンは4気筒で320PSを発生させるため、このエンジンにハイブリッドシステムが組み合わされるのか、プレリュード用に新たに開発したエンジンが用意されているかは不明です。
シビックタイプRとの比較
新型プレリュード タイプRへの期待度
プレリュードのタイプRが登場する場合、走行性能やスポーティな特性はシビックタイプRと比較されることでしょう。
タイプRは高い戦闘力とサーキットでの圧倒的な性能を誇り、本格的なスポーツ性能を期待するV-TEC愛好家に期待されています。
ホンダを代表するスポーツモデル
プレリュードのポジションは?
タイプRとしてのプレリュードはホンダのスポーツモデルとしての位置付けが強化され、シビックタイプRに次ぐスポーツモデルとしての期待が高まっています。
シビックタイプR:戦闘力、サーキット性能
高性能スポーツカー
シビックタイプRはホンダのスポーツカーラインアップの中でも特に高い性能を誇り、重厚なスポーツカーとしての戦闘力を持っています。サーキットでのパフォーマンスも見逃せません。
歴代プレリュードの魅力
初代:FFスポーツカー
全長 | 4,090mm |
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全幅 | 1,635mm |
全高 | 1,290mm |
1978年に発売されたFF(フロントエンジン、フロントドライブ)の2ドアクーペとして、1981年まで販売され、海外での評判が良く、生産の大半は海外に輸出された。
エンジンはEK型1.8L 直4 SOHCで、早くも電動サンルーフ搭載し、最上級グレード「XXR」には前後ディスクブレーキを装備する等、上位モデルとして発売された。
2代目:リトラクタブル・ヘッドライト搭載の初代デートカー
全長 標準:4,295mm
Si:4,375mm
全幅 1,690mm
全高 1,295mm
1800ccの標準エンジンと2000ccのSi:スポーツモデルが用意され、1982年11月から1987年3月まで発売。
運転席側から助手席をリクライニングさせることができ、リトラクタブル・ヘッドライト採用で、ボンネットが低く、デザイン性もヨーロッパ車のような雰囲気に仕上がり、女性からの評判も良く「デートカー」と呼ばれた。
3代目:4WS採用と2代目の進化デザイン
全長 標準:4,460mm
inx:4,505mm
Si States:4,520mm
全幅 標準:1,695mm
Si States:1,715mm
全高 1,295mm
3代目では好評のデザインは継続で、2000ccエンジンに統一され、出力も増えアップグレードされました。
量販車では初めて4WSが搭載され、モデル末期には派生バージョンも生まれたが、ほどなく生産終了。
歴代モデルの中では最も売れたモデルとなり、現在でも街中で見かけることがあります。
4代目:革新的なデザイン、VTECエンジン登場、3ナンバー化
全長 4,440mm
全幅 1,765mm
全高 1,290mm
「音速の貴公子」の異名を持つF1レーサー、アイルトン・セナをCMに起用し、デザインも一新された4代目はボディサイズも大きくなり3ナンバー化。
エンジンは2200ccとなり、初めて「VTEC」(ブイテック)エンジンが登場し、よりスポーティーな印象に生まれ変わりました。
Si-VTECエンジンは200馬力となり、5000回転付近からエンジン音が変わり、加速Gを味わうため高速道路などで楽しめる車で、AE86レビンやシルビアなどのスポーツタイプと一線を画していました。
実際、私も長く乗っていた車です。
ちなみに、Si-VTECの実燃費はハイオクガソリン仕様でしたが、燃費は5速MTで8km/L程度、高速道路では10km/L以上と当時としては悪くなく、経済的な印象がありました。
5代目:最後のプレリュード、高性能と快適性を両立
全長 4,520mm
全幅 1,750mm
全高 1,315mm
2.2L VTECエンジンを搭載し、220馬力のパワーと22.4kgf・mのトルクを発揮
5速MTと4速ATのトランスミッションを選択でき、スポーティーな走りと快適なクルージングを両立しました。
私も、発売当時エンジンの進化は魅力的だったものの、4代目の魅力だった曲線美デザインがなくなってしまい、「何だかニッサン車のようになった」気がしたため、買い替えは断念しました。
まとめ:
デザインの継承
新型プレリュードは、スマートで現代的なデザインであることが予想されますが、それでいて歴代モデルからのエッセンスを受け継ぐことが期待されています。
最新技術の採用
最新のエンジン技術、安全装備など、現代の自動車市場に求められる最新技術の搭載が期待されています。
ホンダ・プレリュードは革新的な技術と先進的なデザインで親しまれてきました。これからの新型には、その歴史を受け継ぐだけでなく、さらなる進化が期待されています。デザインや搭載機能について今後も注目して行こうと思います。
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